正しいお米の研ぎ方って知っていますか?
たいていは、その各家庭で親の研ぎ方を見たり真似したりしている人が多いのではないでしょうか。
正しいお米の研ぎ方があったなんて、むしろその方が驚きですね。
研ぎ方次第で美味しいご飯になるなら覚えない手はありませんよね。
それでは、お米屋さんに聞いた、正しいお米の研ぎ方を紹介していきますね。
研ぎすぎ禁物!?お米の研ぎ方は何回が正しい?
筆者はお米の研ぎ方を母から教わっています。
普通の研ぎ方ですよね。お米に水を入れて研ぐこと3回くらい‥。
研ぐときは水道水でした。母のこだわりは、水が少し白くなる程度でやめること。
研ぎすぎるとお米の栄養が抜けてしまうと教わりました。
1.お米を最初に研ぐ水は浄水にします。
(手早くすすぎます)
※お米は最初につけた水を吸う性質があります。
一度吸水した水はお米の外には出ないのです。
なので、最初の研ぎ水は水道水より浄水の方がいいということです。
2回目以降研ぐ水は水道水でも大丈夫です。
(水を捨てた状態で20回ぐらいお米を研ぎ→2回すすぎます)
2.お米を研ぐときは、指を広げてシャカシャカと研ぎましょう。
力を入れすぎるとお米がつぶれたり欠けたりしていまいます。
(水を捨てた状態で10回くらいお米を研ぎ→2回すすぎます)
3.お米の水が透明になるまでやってはダメです。
少し白く濁った程度でやめましょう。
美味しさや栄養分まで取り除いてしまいます。
正しい研ぎ方と比べると、筆者も今までかなり自己流で研いでいたことがわかります。
正しいお米の研ぎ方でお米を炊くと、炊けたあとお米に差が出るのだそうです。
田舎で食べるご飯がおいしいのは、水もおいしいからなのでしょうか?
最初に浄水を使う理由からそんな気がしてきますね。
おいしい水がお米に吸収されると、そのまま味に違いがでるためなのですね。
お米の研ぎ方のコツ!必要なアイテムは?
お米は日本人の主食であるため、あまり深く考えたことがありませんが、「お米を研ぐ」といいますよね。
「お米を洗う」とはあまり言わないのは昔からの名残です。
お米の研ぎ方のコツですが、昔は精米技術が低かったため、お米に糠(ぬか)が取り切れずにこびりついていました。
そこで米と米をこすり合わせて(研磨のように)洗うことが大事だったのです。
今は、精米技術も高いので、サッと洗う程度で十分です。
ですが、お米によっては油分や汚れが付いている場合もありますし、一粒一粒が小さく、細かく洗うことは困難なため、「研ぐ」工程はお米を美味しくするために大切な工程になります。
最近はお米を研ぐアイテムも売られていて、筆者もお店で見たことがあります。
冬の水が冷たい時期には、お米を研ぐのも大変ですよね。
手が荒れている人はなおさらです。
米研ぎグッズは、各種いろいろあり100均でも売っています。
おすすめは、象印マホービンから発売している「洗米器」です。
ボウルや内釜に乗せて研ぐことができるので、力が入らずにかくはんできます。
お値段は2,990円(税抜)と少し高めですが、使い勝手がよさそうなのでぜひ試してみては。
~まとめ~
パン食が増えているとはいえ、まだまだお米は日本人の主食です。
研ぎ方の一つでお米のおいしさが引き出すことができれば、ぜひ毎日この方法で研ぎたいものです。
家族から「あれ?お米変わった?」と聞かれたら、おいしく研いだ証拠になりますね!