子どもが大きくなったあとの五月人形や兜の処分方法はどうしたらいいのか困ってしまいますね。
端午の節句に男の子の健やかな成長を祈り飾る五月人形も、子どもが成長したあとはなかなか出す機会がありません。
五月人形や兜の処分方法がわからずそのままにしているご家庭も多いことでしょう。
今回は、五月人形や兜の処分方法をする際の供養の仕方、お下がりする場合、買取についてご紹介していきます。
もともと五月人形は子どもの厄よけの人形です。
きちんと供養してから処分したいと考える人もいますよね。
人形供養についてご紹介します。
人形供養には、今まで厄災を受けてきてくれた人形をねぎらう意味があります。
長い間箱の中に閉じ込めることは人形にとってもあまりよくありません。
ゴミとして捨てることもやむを得ずあるかもしれませんが、気持ち良いものではありません。
お役目を終えた人形に感謝を伝えゆっくり休んでもらうためにも供養は人形の持ち主にとっても、気持ちがすっきりする方法です。
五月人形の供養は神社やお寺にお願いする方法と、社団法人日本人形協会に依頼する方法があります。
お寺や神社により取り扱いが異なるため、いきなり持ち込むのではなく電話で問い合わせてみましょう。
社団法人日本人形協会では、人形感謝代行サービスを行っているところもあり、依頼するには、申し込みと供養料金(5,000円ほど)が必要になります。
遺品整理業者を利用する方法あります。
きちんと寺社で供養した後、処分してくれますからぜひ利用してみるといいでしょう。
お寺や神社で供養してもらう場合も、費用を問い合わせしてみましょう。
私の親戚の家にも、大きな五月人形と兜があります。
それは立派なもので鎧(よろい)や兜はかなり大きく、子どもがはいって動かせるほどの大きさです。
代々の旧家なので、それなりの五月人形と兜を揃えたのでしょう。
4月下旬になると、鯉のぼりも上げますが、柱も立てて5,6匹の鯉を泳がせています。
毎日、鯉のぼりを朝出して、夕方仕舞うので、毎年ゴールデンウィーク付近の時期は毎日忙しいみたいです。
五月人形や鎧や兜は、昔は7歳まで飾る説や元服まで飾る説があります。
所説ありますが、基本的に五月人形は子供の年齢に関係なく飾っていいのです。
最終的にいつまで飾るかは、各ご家庭の判断になります。
子どもが家を出た後も飾り続けているご家庭もあります。
子どもが大きくなって、部屋の問題で処分を考えるご家庭が多いですね。
五月人形の人形や兜のお下がりはアリ⁉譲るときの注意点!
五月人形や兜は、誰かに譲る方法(お下がり)で処分することもできます。
ひな人形や五月人形は”一人につき一体の人形を”という考え方があります。
しかし、ご家庭によっては代々受け継いでいるところも多いものです。
五月人形や兜は、高価なので親族や知人で必要としている方がいれば快く譲るのが良い方法です。
出番がなくなった五月人形も、他の家庭の端午の節句に笑顔で飾ってもらえると人形もうれしいかもしれません。
譲るときの注意点は、人形を誰かにお下がりするときは汚れを拭き取り付属品などをそろえて渡しましょう。
汚れがひどいものや破損しているものは、お下がりを中止にしましょう。
少しの汚れの場合は、必ず相手に伝えておくとトラブルを回避できます。
お下がりなので、値段などつけないほうがよいです。
お互いが気持ちよく事が済ませることができますよ。
相手が何かお礼をしてきたら受取っておきましょう。
五月人形や兜って買取やリサイクルはできるの?
五月人形や兜は、買取やリサイクルはできるのでしょうか。
ひな人形を中古で探す人は、限りなく少ないといっていいでしょう。
しかし、五月人形はひな人形より売れる可能性があります。
特に、こいのぼりや鎧、兜などは外国人に人気があり、骨とう品の買取業者に持っていくと買い取りの査定をしてくれます。
買い取りしてもらうときは、査定金額を少しでも上げるために、汚れやほこりをキレイにしておきましょう。
五月人形や兜の買い取り価格の相場をつけることは非常に難しいと言えます。
人形の状態やブランド、メーカーにより変わります。
歴史が古く価値のあるものには数十万円の値が付くこともあるでしょう。
査定しだいですから、まずは業者へ依頼してみることをおすすめします。
買取は手間暇がかかるためつい最初の買取業者に決めてしまいがちですが、2~3社の業者に査定を依頼し、自分の人形の買い取り相場を見極めるといいですね。
今回のまとめ
男の子の健やかな成長を願って購入した五月人形や兜も、大きくなるにつれて飾る家も少なくなります。
気が付いたら飾らなくなっていたというお家も多いでしょう。
子どもの成長の早さに驚かされますね。
子どもを見守ってきてくれた五月人形は、その子どもに継承してもよいですし、欲しい方がいたらお下がりとして譲ってもよいでしょう。
次のお家にいくのも五月人形はまた出番がきて喜んでくれるかもしれませんね。