押入れは閉め切った狭い空間なため、湿気がたまりやすい場所。
湿気がたまると、カビが発生し、収納している布団も傷みやすくなってしまいます。
手っ取り早いカビ対策として、カビキラーなどのカビ取り剤を使いたくなりますが、これはNGです。
カビキラーを使わなくても、カビを落とせる方法があります。
そこで今回は、押入れのカビ対策に加えて、押入れと風水の関係もお伝えします。
押入れのカビ対策!お手入れ方法やDIYなどご紹介!
押入れにカビが・・・。
こんな時にはカビキラーを使いたくなりますが、カビキラーなどの塩素系漂白剤は、ベニヤ板や合板でできている押入れの壁には不向きです。
塩素系漂白剤のような強い洗剤を使うと、木の板が変色したり、傷む恐れがあります。
「じゃあ、押入れのカビ対策には何を使ったらいいの?」
という貴方におすすめなのが、消毒用エタノールスプレーです。
カビはアルコールに弱いですから、消毒用エタノールで簡単に除菌ができます。
やり方は簡単です。
1 押入れの中のものを外に出します。
2 消毒用エタノールを含ませた雑巾で、カビの部分を拭き取ります。
同じ面で拭き続けると、カビ菌を広げる危険があるので、こまめに面を変えたり、新しい雑巾に交換して拭き取ってください。
スプレーを直接カビに吹きつけるのは、カビの胞子が舞い上がって広がってしまう危険があるのでNGです。
ただし、一度カビを拭き取った後で、押入れの木の板に直接スプレーするのはOKです。
3 押入れを完全に乾かします。
水分が残っていると、カビがまた生えやすくなります。
窓を開けたり、扇風機を使って換気しましょう。
4 押入れのものを元に戻します。
カビがついているものがあれば、雑巾に消毒用エタノールスプレーを吹きつけて拭き取ります。
布団は、半日ほど干してから押入れに戻すと、湿気が取れてカビ対策になります。
ただ、消毒用エタノールを使えば除菌はできますが、黒カビのシミまでは取れません。
どうしてもシミまで取りたいという方は、木材や畳など色落ちするものに使えるカビ取り剤をおすすめします。
「カビホワイト カビソフト除去スプレー(ビーワンコーポレーション) 450 ml」
カビにスプレーして30分ほど放置して乾かすだけです。
乾燥すると身体に害のない成分に変わるので、安心して使えますね。
押入れのカビ取りが終わったら、カビが発生しないように湿気対策をしておきたいもの。
湿気を取るためには、何といっても押入れの風通しを良くすることです。
そのためには、時々襖を開けて換気をすることです。
週に一度は押入れの襖を開けて、扇風機の風をあてましょう。
その他のカビ対策も紹介しましょう。
1 すのこを置く
押入れにすのこを置くと、押入れとすのこの間に空間ができます。
この空間によって、湿気がこもりにくくなります。
布団など湿気をためやすいものは、すのこの上に乗せるとカビの予防になります。
2 新聞紙を敷く
新聞紙は湿気を吸収します。
押入れの床に新聞紙を敷き、その上にすのこを置くと湿気吸収率がアップします。
私もこの方法を使っていますが、効果的なカビ対策になっています。
3 炭を置く(DIY)
炭は湿気を吸収するだけでなく、嫌な臭いも吸収してくれます。
バーベキューなどで炭が余った場合は、DIYをして押入れ用の炭として再利用できます。
DIYの方法
1 炭をタワシやブラシでしっかり洗って水洗いします。
洗剤は使いません。
2 天日干しをしてしっかり乾かします。
3 乾かした炭をガーゼで包んで押入れに置きます。
包むものは麻や和紙でも良いですが、通気性の悪いものは避けましょう。
カビ対策の効果が落ちます。
押入れ用の炭は、3ヶ月~半年ほど効果が持続します。その後、炭を天日干しすれば、再度使うことができます。
湿気対策で押入れを開けっ放しにするのは風水的に大丈夫?
押入れは襖を開けたままにした方が、湿気がたまりにくいのは事実です。
しかし、押入れの開けっ放しは風水的には問題があるのです。
押入れは、陰の気がたまりやすいとされています。
押入れを開けっ放しにしておくと、この陰の気が部屋全体に充満してしまいます。
風水的には、押入れは定期的に換気をし、換気をしたら閉めるようにして、ずっと開けておくことだけは避けることが大切です。
まとめ
今回は、押入れのカビ対策や押入れと風水の関係を紹介しました。
押入れはカビの大好きな環境ですから、しっかり対策をする必要があります。
定期的に換気をしたり、すのこ、新聞紙や炭を使って上手にカビ対策をしましょうね。