赤ちゃんの時に血液型検査をすると後で変わる可能性が?その確率は?

子育て

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「赤ちゃんの時に判定された血液型と、
大人になってから判定された血液型が違った」
という話を聞いたことがありますか?

例えば、
手術を受ける前に検査をしたら、
自分が親に言われていた血液型と違った!
夫婦の血液型の組み合わせからは、
出ないはずの血液型を赤ちゃんが持っている!?
なんてことが…

いったいなぜそのようなことが起こるのか?

血液型に関する不思議な話についてご説明します!

自分の子供の血液型が違う?乳幼児期は不安定?

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生まれたときはA型と言われけど、
小学生になったらB型と言われた…。
血液型って変わるものなの?生まれつきのものじゃないの??
そんな疑問をお持ちではないでしょうか。

そもそも血液型はどうやって決まるのか?

一般的な検査に、「ABO血液型検査」というものがあります。
これは、赤血球にある「抗原」と、
血清にある「抗体」というものを
それぞれ検査して判定する方法です。
例えば、赤血球の検査で「A型抗原」のみ検出され、
血清の検査で「抗B型抗体」のみ検出された場合は、
『A型』と判定します。

生まれたばかりの赤ちゃんは「抗原」の力が弱いので、
検査をしても上手く反応しないことがあります。
さらに自分で作る「抗体」がまだ少ないため、
お母さんから移った抗体の影響を
受けやすくなります。

つまり、乳幼児時の血液型検査の結果は
あまり正確ではないのです。
子供の血液型が赤ちゃんの時と違うことがあっても、
気にする必要はありませんよ!

※ただし、「骨髄移植」を行った場合は、
本当に血液型が変わることがあります。
骨髄移植は、患者とドナーの血液型が違っていても、
HLA(ヒト白血球抗原)という
白血球の型が一致していれば行うことができます。
ドナーから移植された細胞によって、
患者の体内で血液が作られるようになるので、
ドナーと同じ血液型になるのです。

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やっぱり血液型の組み合わせがありえない!?そんなことってあるの?


A型同士の夫婦なのに、
生まれた赤ちゃんはB型と言われた…。
A型同士からB型は生まれないはずなのでは…??

いやいや、落ち着いてください!
大丈夫です。そういうことはあるんです。

先ほどもお伝えしたように、
赤ちゃんの時の検査結果は正確ではありません。
夫婦の組み合わせからはありえない血液型の子供が生まれたとしても、
数年後にまた検査をすれば正しい血液型が分かります。

血液型の検査に必要な「抗体」が体内で作られるには、
生まれてから2~3年くらいかかるのです
ですので、
4歳頃になれば正しい判定ができるようになっていますよ!

ただ、病気や手術などで血液検査が必要になったとき以外は、
あまり血液型を調べる機会はないかもしれません。
特に知らなくても困ることはありませんからね。
強いて言えば、血液型占いをする時くらいでしょうか(笑)?
どうしても気になる方は、
近くの医療機関で検査してもらいましょう!

まとめ


赤ちゃんから大人になる間に、血液型が変わることはありません。

あったとしたら、赤ちゃんの時の検査結果が
間違っていたということになります。
正確な血液型を調べるなら、4歳以上になってからにしましょう!

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