人見知りを気にしている方は意外と多いもの。
決して特別なことではありません。
しかし、就活活動を行う上で、人見知りは不利になることもあります。
就活を成功させるためにも、人見知りは克服しておきたいですね。
人見知りを克服するには、自分の考え方と行動を少しずつ変えていくことです。
そこで今回は、心理学の観点から見た人見知りの原因と、人見知りの克服法を紹介していきます。
効果てきめん!人見知り克服に使える心理学
心理学の観点から見ると、人見知りの原因には遺伝的な要素と後天的な要素があります。
まず、遺伝的な要素から見ていきます。
人見知りの方には、緊張しやすいと言う特徴があります。
そしてこのような緊張には、遺伝子が関わっています。
S遺伝子と、L遺伝子の2つです。
ヴェルツバーグ大学精神医学部のピーターレッツ博士の発表(1996年)によりますと、S遺伝子が緊張する遺伝子、L遺伝子が緊張しない遺伝子とされています。
また、人は、S遺伝子とL遺伝子の割合で3つの型に分けられます。
・SS型(S型の遺伝子を2 本持つ)
緊張や不安になりやすい。最も人見知りしやすいタイプ。
・SL型(S型とL型の遺伝子を1本ずつ持つ)
緊張や不安は中程度。
・LL型(L型の遺伝子を2本持つ)
緊張や不安に強い(なりにくい)。外向的なタイプ。
2004年、セン氏らの調査による日本人とアメリカ人のS遺伝子とL遺伝子の割合が発表されました。
それによると、日本人の80%がSS型およびSL型であったのに対して、アメリカ人の80%はLL型でした。
日本人は生まれつき緊張しやすいとされていますが、これには遺伝的な要素があることが分かりますね。
遺伝的な要素による人見知りは克服しにくいので、人見知りの気持ちとうまく付き合っていくことが大切です。
人見知りも視点を変えると、長所になり得ます。
空気が読めるとか、気遣いができるなどは、長所と言えるのではないでしょうか?
次に、後天的な要素を説明していきます。
緊張などの人見知りの症状は、自分自身を人見知りだと決めつけている心の状態が原因で起こります。
では、自分のことを自分で人見知りだと決めつけてしまうのはなぜでしょうか?
それは、周りの評価、これから起こることへの不安などが主な原因とされています。
後天的な要素によるものは、自分の考え方と行動を少しずつ変えていくことで克服が可能です。
ここからは、後天的な要素による人見知りの克服法をお伝えしていきます。
まず、自分の考え方を変える方法です。
以下の考え方を少しずつ取り入れて、物事を楽な方に考えるようにしましょう。
・周りは自分のことをさほど気にしていない
周りの人は、自分で思っているほど貴方のことを気にしていません。皆、自分のことで精一杯なのです。
人が貴方のことを思ったほど見ていないと分かれば、周りの目も気にならなくなってきます。
・相手も緊張している
どんなに外向的な人でも、初対面の人に会う時は緊張しているものです。
相手も自分の同じように緊張していると思えば、気が楽になりませんか?
・全員に好かれようとしない
人の受け止め方は、それぞれ違います。
全員に好かれようとするのは不可能に近いことです。
人に嫌われたくないという気持ちを持つと、自分が苦しくなってしまいます。
他人のお願いを断ることは悪いことではありません。
もっと自分を大事にして、割り切ることで気持ちが楽になります。
次に、自分の行動を変える方法をお伝えします。
・自分から笑顔で挨拶をする
笑顔で挨拶をすることで、貴方の印象が良くなります。
・にこやかにしている
とりあえず「口角」を上げて、にこやかでいるように心がけましょう。
人の脳はだまされやすい性質を持っていて、口角を上げているだけで楽しいんだと勘違いしてしまうのです。
楽しそうにしていれば、相手と距離が縮まりますね。
・姿勢を正す
姿勢が悪くなったり、下を向いていると、見た目の印象が暗くなってしまいます。
姿勢を正して前を向くと、見た目が明るい印象になるだけでなく、気持ちも前向きになります。
プロの技で克服!人見知りを克服するための教室
自分で人見知りを克服するのが難しい場合は、教室や通信講座を利用するのもいいですね。
ここでは、全国の方が利用できる通信講座を紹介します。
・役者脳トレーニング(コミュニケーション能力アップ)講座(がくぶんの通信講座)
このトレーニングは、役者のトレーニングに心理学の要素を取り入れ、誰でも短期間で役者のように人前で堂々と話せるように練習プログラムが組まれています。
習得すれば、人前でも緊張せず、人の心をひきつける話ができるようになります。
標準受講期間:約2ヶ月
受講全額:19,500円
ぜひ一度、思い切って受講してみてはいかがでしょうか。
まとめ
人見知りを克服するためには、自分の考え方と行動を変えていくことが必要です。
同時に、人見知りを克服しようと努力している自分を認めて好きになってあげることも大切ですよ。