日本の水道水はそのまま飲める安全で清潔な水です。
でもそのまま水道水を飲むと独特の
カルキ臭さがあって飲みにくいと感じることも。
実はこのカルキ臭さの原因は水道水に
含まれている塩素です。
日本では、水道法によって水道水に
塩素を入れることが義務づけられています。
水には有害な病原菌や雑菌などが
含まれていますから、水道水に塩素を
入れて殺菌する必要があるからです。
一方、水道水の味を左右するのは
この塩素のカルキ臭さです。
従って、水道水をおいしく飲むためには
塩素を抜けばいいわけですね。
そこで今回は、水道水に含まれる
塩素の抜き方を紹介していきます。
水道水の塩素を家庭でも除去できる方法あれこれ
水道水の塩素除去は家庭でも簡単にできます。
ここからは、水道水の塩素の簡単な
除去方法をお伝えしていきます。
- 水を沸騰させる
水を10分以上沸騰させてカルキ臭の
元になる塩素を飛ばします。
水を10分ほど沸騰させると塩素が飛びます。
しかし、この時点でカルキが発ガン性物質
であるトリハロメタンに変化してしまいます。
トリハロメタンは、沸騰直後に最も
その濃度が高くなるとされています。
従って、このトリハロメタンを除去
するために、もう3分~10分の沸騰が
必要になります。
ただ、日本の水道水の基準はWHO
(世界保健機構)が定める数値より
ずっと厳しいので、水を沸騰させて
生成されるトリハロメタンの量は
ごく微量です。
沸騰させてカルキ臭を抜いた水は
おいしくなりますが、雑菌が繁殖
しやすくなるのが欠点です。
冷蔵庫で保存し、その日のうちに
飲み切るようにしましょう。
しかし、毎回水道水を10分以上沸騰
させるのは、ちょっと面倒ですよね。
最近ではカルキ抜き機能がある電気
ポットが販売されています。
このようなポットを使うのもアリですね。
- 炭を入れる
1リットルの水に150グラムほどの炭を
入れて冷蔵庫で一晩保管するだけです。
炭には浄化作用がありますから、
カルキだけでなくその他の雑菌も
除去してくれるのです。
さらに、炭に含まれるミネラルが
水に溶け出してミネラルウォーター
になり自家製ミネラルウォーターが
できあがります。
ただ、炭は使う前に水でしっかり洗い、
煮沸していったん乾燥させなければなりません。
少し手間がかかりますね。
また、炭の浄化作用は1ヶ月ほど
ですから、交換時期を忘れないでくださいね。
- レモンを入れる
水道水にレモン汁を加えるだけです。
レモンに含まれるビタミンCが、
塩素と結びついて酸化ビタミンC
となって塩素を除去してくれます。
コップ1杯の水であれば、レモン汁1滴、
1リットルの水でもレモン汁は2~3滴で十分です。
レモンを絞るのが面倒であれば、
市販のレモン果汁でも大丈夫です。
水を放置する必要がなくすぐ飲め
ますし、レモンの香りで水がより
おいしくなります。
この方法は、簡単なのでおすすめです。
水道水の塩素はイオンでなくすとプラスアルファの効果
ところで、もっと簡単に水道水の
塩素を抜く方法はないのでしょうか?
お金はかかりますが、利便性という
点では浄水器を使う方法が良いでしょう。
私は浄水器を使っていますが、数ヶ月に一度
数千円のカートリッジ交換が必要になります。
ただ、蛇口直結型なのでそのまま
蛇口をひねるだけで浄水が飲めます
から大変便利です。
さらに、水道水の塩素を抜くだけで
はなく、アルカリイオン水ができる
整水器を購入するとプラスアルファの
効果が得られます。
整水器は水道水を浄水した後、
電気分解してアルカリイオン水を生成
するもので、医薬品医療機器等法に
おいて医療機器として規定されています。
その使用目的・効果は
「胃腸症状改善のための飲用アルカリ性電解水の生成」
です。
アルカリイオン水を飲むことで、
胃もたれや胃の不快感を和らげ
胃腸の働きを助け、お通じを良好にします。
(参照: 株式会社日本トリムのホームページ)
まとめ
水道水の塩素は家庭で簡単に
抜くことができます。
ただ、塩素を抜いた後の水は殺菌力
がなくなってしまい、雑菌が繁殖
しやすくなりますから必ず冷蔵庫で
保管し、早めに飲み切ってくださいね。
利便性を考えると、浄水器を購入
する方法もおすすめできます。
ご自分に合った方法で塩素を抜いて
おいしい水を飲んでくださいね。