照明を白熱電球からLED電球に切り替える場合、電気代はお得になるのか、消費電力は少なくなるのかなど気になる点がありますよね?
また、切り替え前にLED電球を使うメリットとデメリットも知っておきたいですね。
そこで今回は、LED電球と白熱電球の消費電力や電気代の違いに加えて、LED電球のメリットとデメリットも紹介します。
LED電球と白熱電球の消費電力の違いとは‼ワット数は同じ?
白熱電球の消費電力量を表すワット数は、明るさの目安になっています。
ところが、LED電球のワット数は、白熱電球に比べて非常に少なくなります。
例えば、40ワットの白熱電球は点灯するのに40ワットほどの電力を消費しますが、同等の明るさのLED電球の消費電力はわずかに5.8ワットです。
これが、LED電球が省電力と言われる理由です。
ワットは消費電力を表す単位のことですが、実際は、白熱電球はワット数を明るさの目安にしています。
一方、LED電球の明るさは、○○ワット相当、またはルーメンという単位で表されています。
次に、LED電球のメリットとデメリットをお伝えします。
メリット
・寿命が長い
白熱電球の寿命は1,000~2,000時間程度ですが、LED電球の寿命は4万時間程度もあります。
・消費電力が少ない
LED電球の消費電力は、白熱電球の約5分の1ほどですから、電気代がかなり安くなります。二酸化炭素の排出量も少ないので、環境に優しい照明と言えるでしょう。
・照明をつけたり消したりしても、寿命が縮まない
・衝撃に強く割れにくい
・紫外線を出さないので、虫が寄り付かない
デメリット
・高価格
白熱電球が200円以下であるのに対し、LED電球は1,000~2,000円と高価格です。
・熱に弱い
浴室やキッチンなどの熱がこもる場所には不向きです。損傷する恐れがあります。
・白熱電球より重量がある
・360℃均一に光を届けることができないので、場所によって明度が異なる
以上のように、デメリットを考慮しても、やはりLED電球はお得だと言えるでしょう。
LED蛍光灯を導入してみた⁉電気代は変わらないの
ここからはLED蛍光灯の電気代について見ていきます。
LED蛍光灯と従来の蛍光灯の電気代は変わらないのでしょうか?
いいえ!そんなことはありません!LED蛍光灯の電気代はかなりお安くなります。
12畳向けの蛍光灯で比較してみましょう。
・従来の蛍光灯の電気代
1時間あたり 3.1円、年間あたり 9,078円
・LED蛍光灯の電気代
1時間あたり 1.2円、年間あたり 3,782円
どうですか?LED蛍光灯の電気代は、年間5,296円も安いですね!
(上記の数値は、エネルギーデジタル化関連事業やエネルギー自由化関連事業を手掛けるENECHANGE(株)(エネチェンジ)のものを参照しました)
LED蛍光灯は安いものであれば6,000円台、高級機種でも2~3万円ですから、数年で元が取れますね。
まとめ
今回は、LED電球と白熱電球の消費電力や電気代の違い、LED電球のメリットとデメリットを紹介しました。
実は、日本政府が新成長戦略の中でLEDなど次世代照明の100%化を目指すことを発表しました。
この動きを受けて、大手メーカーが次々と蛍光灯器具や蛍光ランプの生産終了を発表しています。
これにより在庫がなくなった場合、代替品が入手できなくなる可能性があります。
そこでLED電球・蛍光灯に切り替えることが大切になってくるのです。
是非早めの対策を心がけましょう。