肩がこって首が回らなくなった・・・。
こんな経験はありませんか?
私もパソコン作業で長時間同じ姿勢を続けると、
首が回らないほど肩がこってしまうことがあります。
肩こりがひどい方は、
首の後ろやうなじ周辺の筋肉がこり固まった
「首こり」を併発していることが多いです。
肩こりがひどい時にマッサージをすると
気持ちが良いですが、
肩こりを根本的に治すことにはなりません。
マッサージですと、
肩こりに関連する深部にある筋肉を
ほぐすことができないからです。
また、強いマッサージは、
筋肉が傷ついてしまい、
かえってこりが強くなってしまうこともあります。
いわゆる「もみ返し」です。
では、どうしたら良いのでしょうか?
実は、肩こりで首が回らない場合に
効果的なのは、ストレッチです。
ストレッチはマッサージと異なり、
深部の筋肉をほぐして
肩の動きを良くすることができるのです。
そこで今回は、肩こりに効果的な
ストレッチを紹介していきます。
ストレッチで肩こりの根治を目指しましょうね。
肩こりで首がいたいかなと思ったらすぐにすると効果的なストレッチ
肩こりで首が痛い場合、
無理して首を回すことはしないでください。
首を回しても、肩こりに関係する筋肉は
一部しか動かず、
大きな効果が期待できないからです。
実は、肩こりの原因となる筋肉は、
首ではなく肩甲骨につながって
存在しています。
パソコン作業などで長時間じっとして
前傾姿勢を続けていると、
肩甲骨周辺の筋肉の血行が悪くなります。
そして、肩甲骨の動きも悪くなり、
筋肉がこり固まってしまうのです。
特に、肩こりと関連するのが、
肩甲骨を上に引き上げる「肩甲挙筋」と、
肩甲骨を寄せる「ひし形筋」です。
この2つの筋肉は深部にあるので、
マッサージでほぐすことはできません。
従って、ストレッチでほぐすことが
大切になってきます。
ここからは肩甲骨を動かすストレッチを
紹介していきます。
肩甲骨を動かすことによって
「肩甲挙筋」と「ひし形筋」をほぐすことができますよ。
- 肩甲骨ストレッチ 1
- 両ひじを曲げて肩より上に上げ、
腕がV字になるようにします。
腕が上がらない場合はできるところまでにしてください。
手は軽く握って、鎖骨のあたりに置いてください。
- 両ひじを5秒かけて息を吐きながら、
ゆっくりと後ろに引きます。
肩甲骨をぎゅっと強めに寄せます。
この時、両ひじの位置は
できるだけ下げないようにしてください。
- 肩甲骨を寄せたまま両ひじを下げ、脱力します。
このストレッチは一つ一つの動作をじっくりと行うことがポイントです。
これを5回繰り返します。
このストレッチは、パソコン作業などの合間に随時行うことをおすすめします。
- 肩甲骨ストレッチ 2
後ろで手を組み、肩甲骨を後ろに引き寄せて、
胸を開いて30秒キープします。
このストレッチは簡単ですから、
オフィスでも気軽にできますね。
私もこのストレッチをよくやっていましたが、
キープ時間が10秒ほどと短すぎて
あまり効果を感じていませんでした。
ところが、キープ時間を30秒にすると、
肩甲骨に効いているのを感じることができました。
30秒キープがポイントですよ!
肩こりに効くストレッチで寝ながらでもできる簡単メニュー
肩はこっているけれど、
わざわざ起き上がってストレッチする気にならない・・・。
こんな時、肩こりストレッチが
寝ながらできたらいいと思いませんか?
ここでは、寝たままですぐにできる
簡単なストレッチをご紹介しますので、
ぜひ試してみてください。
やり方は次のとおりです。
体を横向きにして、
上になった方の腕を伸ばして、
ゆっくり後ろに大きく回します。
回しづらい場合は、
腕を伸ばすようにしながら、
できるだけゆっくり回すのがコツです。
私も試してみましたが、
とても気持ちがいいストレッチです。
まとめ
肩の筋肉は、気づかないうちに
こり固まってしまいがち。
肩をこまめに動かして筋肉をほぐすことが大切です。
今回紹介した肩のストレッチを習慣にして、
肩こりの予防、根治に努めましょうね。