布団は、ダニにとってとても棲みやすい場所なので、
しっかりと対策をしておきたいですね。
今回は、布団のダニを除去する方法を紹介します。
布団にダニが潜んでいる!?その虫刺されの原因は?
ダニには色々な種類がいますが、
布団に潜んでいるダニは主に次の2種類です。
人を刺す「ツメダニ」と、布団に棲んでいるダニの約90%を占める
「ヒョウヒダニ(チリダニ)」です。
ヒョウヒダニは人を刺しませんが、
ツメダニはヒョウヒダニをエサにしているので、
どちらのダニも要注意です。
「顔がかゆい気がする」と感じたなら、
ツメダニに刺されたのかもしれません。
また、「ダニアレルゲン」と呼ばれるダニの死がいやフンなどは、
吸い込むことで、アレルギーやぜんそくの原因になります。
つまり、ダニ対策は「生きているダニ」と
「ダニアレルゲン」の両方を考えなければならないということです。
次に、ダニが布団に棲みつく理由について説明します。
布団はダニが増える条件を満たしています。
その条件は以下の通りです。
- 豊富なエサ
ヒョウダニのエサは、髪の毛、フケ、垢、食べカスなどです。
布団には、このようなものがたくさんたまっています。
布団の上でお菓子などを食べると食べカスもたまってしまいます。
- 隠れやすい環境
布団は繊維が密集しているので、ダニにとって絶好の隠れ場なのです。
- 快適な場所
ダニは、布団のような温度25度前後、
湿度70%前後の高温多湿の環境を好みます。
布団をきれいに!ダニを除去して今後発生させない布団にしよう!
布団のダニを除去するのに効果的な方法は、
布団を丸洗いして乾燥機にかけることです。
ダニの死滅温度は50℃以上なので、
コインランドリーのパワフルな乾燥機を使うととても効果があります。
天日干しは乾燥機ほど高温にならないので、
日光を吸収する黒いシートなどを布団にかぶせる必要があります。
そうすると高温になり、ダニが退治できます。
布団が乾燥したら、掃除機をかけて
ダニアレルゲンを取り除きましょう。
掃除機は普通のもので十分です。
最近人気の布団クリーナーも、ダニアレルゲンしか取り除けません。
生きているダニは、布団にしがみつく力が強いので、
吸引してもなかなか取れないのです。
また、費用はかかりますが、手間をかけずにダニを退治するには、
宅配クリーニングに布団を出すことです。
防ダニ加工もしてもらえば、安心できますね。
ダニを退治したら、次はダニの増殖を防がなければなりません。
その方法を紹介しましょう。
- 万年床はNG
布団を敷きっぱなしにすると、髪の毛、フケや垢などがたまります。
また、布団と床の間には湿気がたまりますので、
可能であれば、毎日天日干しをして布団を乾燥させましょう。
マットレスやベッドの場合は、1週間に1回は
マットレスを立てて干しましょう。
干すことが難しい時は、窓を開けて
風通しを良くするだけでも効果があります。
2 シーツやカバーはこまめに交換
シーツやカバーはこまめに交換して清潔なものを使いましょう。
3 布団の湿気を飛ばす
起床してすぐ布団を押し入れにしまうのはNGです。
椅子などにかけて湿気を飛ばしてから、布団をしまいましょう。
4 押し入れの風通し
押し入れは湿気がこもりやすい場所です。
天気が良い日は、押し入れを開け放して風を通しましょう。
布団はスノコの上に置くと湿気対策になりますよ。
5 布団の上で物を食べない
布団に飲食物を持ち込んではいけません。
布団に食べカスがたまり、ダニにエサを与えてしまいます。
まとめ
以上の対策をすると同時に、
ダニがつきにくい布団を使うのもいいですね。
低反発・高反発マットなどのウレタン製布団は
構造上ダニがつきにくいです。
表面の目が詰まっているので、ダニ、髪の毛、
フケや垢などが内側に入り込みにくくなっているからです。
本当にダニは手ごわいですね。どんな家にも必ずいます。
できる範囲で退治して、いかに数を増やさないかが大切です。
私は低反発のマットレスを使っていて、
毎日マットレスを立てて風通しのよい所に置いています。
ただ、干しているだけでは効果が薄いので、
時々は日に当てて干した方がいいですよね。
ダニ対策!なかなか大変ですが、貴方もできるところから、
こまめな洗濯や湿気対策から始めていきましょう!