大好きな人と結婚をし、幸せな新婚生活。
毎日がワクワクの連続でしょう。
しかし、浮かれてばかりもいられません。
夏が近づき、気になってくるのが
お盆での帰省。
しかも、お嫁さんにとって初めての帰省は、
これからの義家族との関係を占う
緊張の行事であると思います。
失礼なことをして
「常識のない人ね。」
と、お姑さんに目をつけられたら大変!
今回は、お盆の作法には欠かせない
お供え物についてみていきます。
少しでも知識をつけて、
「素敵なお嫁さんね!」と
思ってもらえるように
準備しておきましょう!
お盆のお供え物は亡くなった御先祖様に感謝の気持ちを込めて贈るもの
まず、
「お盆のお供え物はどんなものを贈るの?」
という基本的なところから
知っていきましょう。
お盆のお供え物の基本的なものとして
『五供(ごくう)』と呼ばれるものがあります。
それは、
香、花、灯明、水、飲食の五つです。
一般的には果物や菓子、お花を
贈る方が多く見られます。
また、近年では、現金を包んで
ご家族に贈るという方も増えてきているようです。
しかし、ここで気を付けたいのが
宗派や地域性です。
いくら一般的には無難な贈り物を選んでも、
相手の家族を不快にしてしまうものを
選んでしまったらいけませんよね。
なので、ここは素直に義両親に
聞いてみましょう!
ここで一つスマートに質問をする
ポイントがあります。
それは、こんな風に聞いてみることです。
「何を贈れば良いですか?」
ではなく、
「何か失礼にあたるものはないですか?」
と聞くこと!
こうすると、相手に単刀直入に質問することが
できます。
お姑さんと連絡を取るのはとても緊張しますよね。
少しでも参考になると嬉しいです。
少し話がそれましたが…
一般的に贈るものは分かったけど、
どうして贈り物をするの?
ということを説明していきます。
もともとお盆とはご先祖様の御霊を
迎え入れ供養するものです。
家族が揃って感謝や供養の気持ちを
伝えるためにお供え物をします。
なので、最も大切なことは、御先祖様への
感謝の気持ちを表すということです。
お嫁さんであるあなたの場合は、
自己紹介も兼ねますね。
相手の気持ちを考え贈り物を考える
ということが何より大切です。
御先祖様の好物を聞いてみたり
旬の美味しい果物を贈ったり、
あなたなりの感謝の気持ちを表す贈り物が
できるといいですね!
これは絶対にダメ!お盆のお供えマナーとは
さて、どんな心構えで贈り物をすると
良いかはなんとなく分かったけど…
実際にお供え物のマナーはある?
と不安になりますよね。
「知らなかった。」では済まされないミスをする前に、
ここでは、お供え物に関するタブーを
まとめてみました。
・肉や魚はNG(加工品を含む)
・香りの強いものはNG
・棘(とげ)や毒のある植物はNG
これらのものは絶対に贈ってはいけません。
まず、肉や魚は仏教は本来殺生を
禁ずる宗派であることから殺生を
連想させる食べ物はお供えしてはいけません。
どうしても食べさせたい!というものが
ある場合はお供え物とは別で、
ご家族への手土産として持参しましょう。
次に、香りの強いバラなどの花も
良くありません。
仏様は香りを召し上がると言われています。
そのため、香りが強いものは刺激が強く
喜ばれないとされているからです。
ほかにも、絶対にダメというわけではないけど
避けた方が無難というものもあります。
『日持ちしないもの』と
『奇数のもの』です。
お供えされた食べ物は基本的に
お盆の期間中おいておきます。
なので、その間に悪くなってしまわないように
気を遣いましょう。
また、奇数が良くないというのは
結婚式などでも耳にする常識の一つですね。
割り切った関係になってしまわぬよう
奇数の盛り合わせや菓子は避けましょう。
まとめ
旦那さんの実家での初めてのお盆という行事。
緊張でいっぱいでしょう。
でも、一番大切なのは御先祖様とご家族への
感謝の気持ちを伝えるということ!
失敗しないようにしようとすると
誰もが緊張してしまいます。
あなたの気持ちを伝えるために
何が必要なのかを考えてたくさん準備を
することで、素敵な帰省になること
間違いなしです!
感謝の気持ちを大切にお盆を楽しんでくださいね。