お金は借りたら必ず返さなければなりません。
もちろんカードローンでも同じことですが、それに加えて、カードローンで大切なことは毎月きちんと返済することです。
今回は、カードローンの返済方法の中でも、複数のカードローンの返済と、窓口での返済の注意点をお伝えしていきます。
カードローンで借りる前に、必ずチェックしてくださいね。
カードローンの返済が複数の場合の注意点
カードローンの返済が複数の場合、以下のようなデメリットがあります。
・毎月の返済額が増える
カードローンが1社だけの場合に比べ、当然のことながら毎月の返済額の合計が増えてしまいます。
・返済日を管理しにくい
返済日が異なるカードローンですと、1ヶ月に何回も返済日が到来します。
複数のカードローンがあると、返済日をうっかり忘れてしまうリスクが高まります。
その結果、引き落としができないことも。
では、返済日を忘れて引き落としができないと、何が問題になるのでしょうか?
それは、遅延損害金の発生です。
遅延損害金は返済遅延の迷惑料のようなものですから、通常の返済の金利よりも高い利率となります。
遅延損害金の利率は、借入元本に対して15~20%程度です。
元金と利息に加えて遅延損害金の支払いでは、返済の負担が大きくなる一方です。
遅延損害金は返済が1日でも遅れると発生しますから、要注意です。
このようなデメリットを踏まえて、複数のカードローンを返済する際の注意点を見ていきます。
1 自分の借金の状況を正しく把握する
返済忘れを防ぐためには、全てのカードローンの返済日を把握することが大切です。
全てのカードローンの借入金額、返済日、返済金額を表にしておきましょう。
自分で作った表を時々確認することで、返済忘れを防ぐことができます。
2 返済は金利の高いカードローンを優先する
カードローンの返済順序は、金利が高い借入先を優先します。
借入額の多い借入先から返済したくなりますが、利息を考慮して、金利が高いカードローンから返済していくことです。
複数のカードローンでそれぞれ同じ額を借りていたとしても、金利が高ければ高いほど、返済総額が多くなってしまうからです。
3 金利が同じカードローンの返済は、借入額の少ないものを優先する
金利が同じカードローンは、どの借入先から返済しても合計の利息額は変わりません。
従って、借入額の少ないものから返済して、カードローンの件数を減らした方が、返済日の管理が簡単になります。
カードローンの件数が1件でも少ない方が、精神的にも楽ではないでしょうか?
4 おまとめローンの利用
おまとめローンとは、複数の借入先を1社にまとめて借り換える制度のことです。
おまとめローンの大きなメリットは、借入金利が低くなることです。
これはどういうことかと言いますと、カードローンの金利は借入金額が上がるほど低くなる傾向にあります。
つまり、おまとめローンとして借入先を1社にすることで、その1社の借入額が大きくなるので、金利が低く設定されるということなのです。
また、借入先を1社にすることで、返済日や借入残高の管理も簡単になりますね。
おまとめローンには2種類あります。
専用のローン商品と、通常のローンをおまとめ目的で利用する場合です。
注意していただきたいのは、ほとんどの専用のローン商品は消費者金融が扱っているということです。
ただし、一部の銀行も専用のローン商品を取り扱っています。
カードローンの返済を窓口で行う場合の注意点
通常、カードローンの返済は、登録口座からの引き落としか、提携ATMでの支払いになります。
カードローンの返済を店舗窓口で行う場合は、提携ATMで支払いができないケース、つまり、カードローンを一括で返済するケースです。
一括返済をする場合は、店舗窓口でないと受け付けてくれないケースが大半です。
通常の返済は、窓口ではできないことを知っておきましょう。
まとめ
今回は、複数のカードローンの返済方法を中心にお伝えしました。
カードローンは、毎月きちんと返済することが大切です。
うっかり返済日が遅れて、遅延損害金を支払うことがないよう気をつけましょうね。