ゲノム食品という言葉を聞いたことはありませんか?
聞いたことはあるけど一体どういう食品のことなのか分からないという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ゲノム食品とはついてご紹介します。
ゲノム編集された食品に対する日本と海外の規制の差
ゲノム食品というのは、その食品の遺伝子情報を書き換えて栄養や育ちやすさなどの特徴を編集させた食品のことを指します。
このゲノム編集された食品を容認しているのが日本です。
一方世界の見解は真逆で、世界ではこのゲノム食品を規制する動きがみられます。
なぜならゲノム食品は人体の健康それから環境に対しても重大な恐れがあるとの認識があるからです。
ゲノム編集で作られた食品は自然界にはないものを新たに作るということになります。
そのため予期しないことが起こりうる危険性もあるため、世界はゲノム食品に対して規制をしているのです。
一方日本の場合は、このゲノム食品に対してここまでの危険性そして未知のものに対して危機感などないのです。
この差が大きいため、日本だけ世界とは逆の方向に進んでいると言えます。
それでは次にゲノム編集された食品のメリットとデメリットについてご紹介します。
ゲノム編集された食品のメリットデメリット
品種改良を行うことはこれまでもされてきましたが、ゲノム編集の技術を使って品種改良すると効率的且つ早く品種改良することが可能です。
これが最大のメリットです。
またこれまでの品種改良では外来遺伝子をいれることで、品種改良をしてきましたがゲノム編集された食品を作る場合、外来遺伝子は使わずその生物が持っている遺伝子のみで編集し、品種改良することが出来ます。
一方でデメリットもあります。
意図しない編集が行われる危険性があると言うことです。
例えば、じゃがいもをゲノム編集した際に、誤った場所の遺伝子を編集し毒の強いじゃがいもが出来る場合があり、今まで安全だった食べ物がそうではなくなる可能性がでてくるのです。
メリットがある一方デメリットも大きいため、各国が慎重になっていることも分かりますよね。
食品だけでなくこれが人体にもゲノム編集を応用する動きも見られるので、しっかりと注視していくことが大事です。
ぜひ参考にしてください。
まとめ
ゲノム食品とは、その食品自体の遺伝子を編集し、品種改良を効率化して作られた食品のことです。
これは今までにない食品であり、世界的には危険性を配慮して規制が行われています。
しかし、日本だけは世界と真逆で容認をしているのです。
ゲノム食品にはメリットデメリットがどちらもあります。
メリットも大きいですが、自然界にないものを作るわけですから意図しないことが起きた場合のリスクを考えるとデメリットはとても大きいです。
そのため、研究が進められていますがまだ詳しいことは分かりません。
ぜひ、これを機会にゲノム食品について興味を持って考えてめてくださいね。