お正月の定番!伊達巻の意味は?伊達巻は何段目に入れる?

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お正月といえば「おせち」ですよね。

デパートでもスーパー、コンビニまで

おせち料理の予約を受け付けていて、

元祖日本のおせちから、最近は中華

や洋風のおせちまであります。

そのおせち料理の中でも、今回は

伊達巻」に込められている意味を

お話していきます。

おせち料理では、壱の重の一段目に

伊達巻は入ります。

前菜といえる口取り(栗きんとん、

昆布巻き、紅白かまぼこなど)のひとつが

伊達巻ですね。

伊達巻は、一般的に三段の重箱の場合

壱の重といわれる1段目に入れます。

四、五段の重箱の場合、弐の重と

よばれている2段目の重箱に詰め

られていることが多いです。

伊達巻は、白身魚やエビのすり身に

卵黄を加え、調味料(砂糖やみりんなど)

で味付けをします。そして卵焼き鍋

などに流し入れて焼き上げたものです。

厚焼き卵風に平らに焼いて、「巻きす」

や「鬼すだれ」などでうずまき状に

まいて形を整えていきます。

卵焼きの一種で、伊達巻き卵とも呼びます。

次は、伊達巻きに込められている

意味をみていきます。

 

伊達巻に込められた意味と由来は?

ここからは、伊達巻の意味と由来

についてお話していきます。

伊達巻には「知識」「華やかさ

子孫繁栄」の意味があります。

伊達巻の由来ははっきりとした期日

は分かりませんが、130年前(明治時代)

ごろにはすでに東京で伊達巻が流行

していました。

伊達巻の名前の語源の由来はですが

元々「伊達」とは、豪華、洒落ている、

華やかさ、魅力などの意味がある用語

だとされています。

その為、伊達巻の名前の語源となった

のは普通の玉子焼きよりも見栄えが良い、

華やかな卵料理という意味があります。

伊達巻は、その形状が「巻物(むかしの書物)」

に似ていることから、知性をあらわす

象徴となっています。

学問や文化などの、教養を身につける

ことを意味していて、進歩や発展、

進化することへの望みがこめられています。

伊達巻を食べて、勤勉になり学問や

文化が身につく、勉強や習い事が必ず

成就するなどの願いが込められている

と考えられています。

昔は大切な文書は装丁して、絵画は

掛け軸などに仕立てるなど、巻物に

して家宝などにしていました。

それほど当時は巻物は大事で価値の

高い物として取り扱われていたのですね。

「華やかさ」の象徴、着物に使う帯に

「伊達巻き」があります。

着物には「伊達巻き」という帯が

存在します。

着物の伊達巻きは、着くずれを防ぐ

もので着物の帯の下にしめる幅のせまい帯です。

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特に、帯を渦状に巻いた形が伊達巻と

そっくりな形状になっています。

着物の伊達巻きは、着物を華やかで

オシャレを維持するための道具です。

玉子の伊達巻が、見栄えが良い玉子焼き

なので、和服の「伊達巻き」と通じる

ものがありますね。

最後は「子孫繁栄」です。

伊達巻だとピンとこなくても

「卵をつかった料理」と言えば、

子孫繁栄をあらわしていると想像

できますね。

伊達巻の「丸い形」は家庭円満

意味していて、「巻き込んでいる形」は、

力をあわせ生産するということにつながっています。

 

おせち料理に入れる伊達巻の意味は?

以上のことから、おせち料理に

入れる伊達巻には、次の三つの

意味や願いが込められています。

「知識」「華やかさ」「子孫繁栄」です。

特に「子孫繁栄」の意味を持つ

食材はおせち料理に入れることが多いです。

伊達巻のほかにも、里芋、数の子は

多産、子孫繁栄を願っての開運祈願

を兼ねています。

他にも黒豆は「マメに暮らせるように」、

海老「腰が曲がるまで長生きできるように」

コンブ「よろこぶ」の語呂合わせなどの

縁起のよい食材を入れておめでたく

したものがおせち料理です。

豊作と健康を祈ったごちそうなのですね。

おせち料理の食材にはそれぞれ意味が

こめられていて、それを理解してから

食べるとまた違った味わいがあります。

古人の博識の高さ、豊作と健康を何より

も願っていたのでしょう。

「伊達巻」を入れることで「知識」と

「華やかさ」も増えたのですから、

おせち料理は縁起のよい食べ物として、

用意したくなってきますね。

今回のまとめ

お正月に食べる伊達巻には、

「知識」「華やかさ」「子孫繁栄」

という、三つの願望がこめられています。

今まで、なんとなくお正月の料理

だからと食べていましたが、意味を

知ってから食べるのとでは気持ちも

違ってきます。

食べる側だったのが、今度は作る側に

回って、家族の健康と豊かな暮らし、

知識も備わった新年を迎えたくなってきます。

自分で作ったおせち料理は愛着が

湧いてきますし、子どもにも作り

ながら、食べながら一つ一つ教えて

あげたくなりますね。

時代が「令和」になっても、昔から

伝わっている伝統的なものは、

新しいものを取り入れながらも、

基本的なことを伝えていきたいですね。

今度食べる伊達巻は、いつもと違った

味がするかもしれません。

 

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