子育てはいつまで経っても悩みが尽きません。
その度に不安な気持ちになり、心細くなることが多いでしょう。
だから、どうにか正解を見つけたくて、ネットの情報や育児書、他の親子を比べてしまい、落ち込んでしまうことがあります。
とくに初めてですと人からの親切心や、その人なりの育児の信念を聞くと「自分らしい育児」がしにくくなってしまいます。
それが実母などの家族であれば反発心も出てしまいますよね。
そこで不安や悩みとどう付き合っていくか、お話ししたいと思います。
子育てに正解なんてない!不安の原因の元となる情報を断ち切ろう!
初めての子育ては分からないことがいっぱいで、育児書を片手に一生懸命やっているお母さんがほとんどだと思います。
けれど、育児書通り成長するはずもなく、親子の数だけ違うのが現状です。
たとえば体重が増えない、寝返りをなかなかしない、夜間授乳が続く、寝かしつけが難しい、などです。
私の場合は、体重については心配していませんでしたが、授乳回数が多くへとへとでした。
ちょこちょこおっぱいを飲みたいタイプだったのかもしれません。
今なら親のタイプも子どものタイプもまったく違います。
だから、自分の思うようにできないのは当たり前だと今なら思えるのですが、当時は悩み、不安に思い、葛藤していました。
そして、育児書と我が子を比べて悩んだら、次は周りの親子と比べるようになりました。
そうなるともう、キリがない。
正解がないのに何かと比べるなんてただ疲れるだけ。
だから比べないようにしました。
そのためにやることは、育児雑誌を読まないこと、SNSを見ないことです。
子育て中に不安になる原因は何気ない一言!惑わされず自分を持とう!
自分自信が誰かと比べないようにと心がけていても、他人から比べられるような発言を受けることがあります。
同じ子育て世代であったり、子育てが終わった人であったり、です。
その発言はだいたいが助言のつもりであったり、その人なりの子育てメソッドであったりするのでしょうけれど、当人からすると「余計なお世話」以外のなにものでもありません。
私がもやもやとした気持ちになった言葉がふたつあります。
「保育園に行かせるなんてかわいそう」
「母乳じゃないとダメ。母乳100%」
言われたのが全くの見知らぬ人ではなく、知っている人だったので、なおさら戸惑いました。
保育園に行かせるのも、混合育児なのも、私の中には明確な理由があります。
だから、そう言われる筋合いはないのです。
しかし困ったことに、言葉にはすごい力が宿っていて、その言葉を聞くだけで自分の信念や考えが揺らいできそうになります。
そのたびに、自分なりの理由を掘り返して納得させるのですが、やっぱりモヤモヤは残ります。
言った本人が知っている人であれば、なんとなく疎遠になってしまうこともあります。
何が自分にとって優先されるのかをよく考えてみましょう。
親である自分と子どもが健やかに元気に、そして楽しく生活できれば良いことなのです。
混合であろうと人工ミルクであろうと健康に成長してくれていればいいですし、保育園も子ども本人が楽しく通えていればそれでいいじゃありませんか。
立場は人それぞれ!子育てと仕事のどちらが大変なんて誰が決めるの?
よく比較される問題のひとつに子育てと仕事、どちらが大変かというものがあります。
比較できないくらいどちらも大切なことですが、それが原因で夫婦仲が冷え切ってしまったり、職場に居られなくなったりするケースもあります。
私が務めていた会社では女性の育児休業は最長で3年取得でき、休業後の復職率も高く、時短勤務制度もある会社でした。
一見すると非常に恵まれた会社ですが、仕事の引き継ぎ等で確執を抱えることも多かったです。
「どうしてあの人の仕事で残業しなければならないのか」というものです。
仕事をお願いするほうのお母さんも、決して望まれているワケではないということを察していて、思い悩んでいることを聞くことがありました。
制度自体が整っていたとしても、それを活用している人としていない人との間には大きな隔たりがあります。
そもそも、仕事が辛いと感じている人にとっては、どんなに言葉を尽くして子育ての大変さを訴えても「子育ての方が大変」にはなりません。
大抵「子どもなんてほとんど寝てるんだから」「かわいいから良いじゃない」、不寛容な言葉ですと「好きで産んだんでしょ」といわれるだけです。
そんな不毛な争いにあなたは参加すべきではありません。
どちらも大変だし楽しいこともあるのです。
ただ子育ても仕事も経験したあなたにはぜひ、両者の気持ちが理解できる寛容な大人でいて欲しいと思います。
まとめ
子育てで悩む原因には様々ありますが、他人と比べること、立場の違いが悩みのタネになることがあります。
自分は自分、人は人、と比べないようにしていても、人からの親切心が裏目に出て、余計に悩んでしまうことも。
解決策は見つからない問題ですが、ひとつのアイデアとしてはあなた自身が寛容になることです。
色んな育児の方法があるけれど、私のやり方はこう。
他の人のやり方もイイね。
と思う気持ちです。
あれがダメ・これがダメ、というよりもどれも良いのです。
あとは、子どもが好きか嫌いかで選んであげるのが一番ではないでしょうか。