何かと忙しく寝不足になりがちな現代人。
でも、長時間寝るのが良いと思いがちですが、実は大切なのは睡眠時間ではなく、睡眠の質です。
短時間でもぐっすり眠れる、すなわち睡眠の質を上げることが必要です。
短時間の睡眠でもぐっすり眠ることができれば疲れが取れるので、結果的に寝不足が解消できるのです。
そこで今回は、短時間で寝不足を解消する方法をお伝えします。
併せて寝不足を解消するドリンク、すなわち寝る前に飲むと、質の良い睡眠が確保でき、安眠効果も得られるドリンクも紹介します。
寝不足解消を短時間で可能にするには
寝る1時間前に次のことを実践するだけで、睡眠の質を改善し、寝不足を短時間で解消することができます。
1 お風呂で体を温める
寝る1時間前に、38~40℃の湯ぶねに浸かって身体を温めましょう。
身体を温めると血流が良くなり、スムーズに眠りに入ることができます。
ただし、内臓の温度である深部体温が高いままで寝ると、質の良い睡眠になりにくいです。
入浴後1時間程リラックスして、深部体温を下げてから寝るようにしましょう。
2 ストレッチをして体をほぐす
寝る1時間前に簡単なストレッチをしましょう。
寝る前のストレッチは深部体温を下げて寝付きを良くするだけでなく、朝すっきりと起きられるようになります。
また、適度に身体を動かすことで、緊張状態にあった身体がほぐれて、気持ちもリラックスできます。
3 スマホやパソコンを見ない
寝る1時間前までに、スマホやパソコンをやめましょう。
スマホやパソコンの画面が発するブルーライトは交感神経を刺激し、脳が覚醒して寝つきが悪くなってしまいます。
寝る1時間前は、本を読んだり音楽を聴いたりしてリラックスするのが良いでしょう。
その他におすすめしたいのが、足首を温めて寝ることです。
睡眠中に足裏に汗をかくと、深部体温が下がるので安眠できるとされています。
足首が温まると足裏に汗をかき、その気化熱が深部体温を下げるのです。
足首には熱を産生する筋肉の盛り上がりである筋膜がないので、いったん冷えてしまうと、なかなか温まりません。
ですので、入浴で温まったらすぐにレッグウォーマーなどで足首を保温しましょう。
足首を保温するのを忘れて、また冷えてしまった・・・。
このようなこともありますよね?
こんな時には、両足にシャワーを10秒ずつ当ててみてください。
足首が温まってきますよ。
今日からできる寝不足を解消するドリンク
実は、寝る前にドリンクを飲むことで睡眠の質が向上し、寝不足を解消することができます。
ただし、ドリンクであれば何でもよいわけではありません。
ここでは寝不足解消におすすめのドリンクを紹介します。
1 白湯
白湯は身体が温まって血流が良くなります。
さらに、他のドリンクに比べて胃に負担がかかりませんし、リラックス効果もあるとされています。
2 ホットミルク
ミルクに含まれるカルシウムには、自律神経を整える効果があるとされています。
ホットミルクを飲むことでリラックスできるので、安眠につながります。
また、睡眠ホルモンのセロトニンやメラトニンの分泌を助けるトリプトファンを多く含んでいます。
3 豆乳
ミルクと同様にトリプトファンを多く含んでいます。
イソフラボンという女性の美容に役立つ栄養素が含まれているので、特に女性の方におすすめです。
4 ハーブティー
特にカモミールティーは、リラックス効果があるとされるのでおすすめです。
ノンカフェインなので就寝前でも安心して飲めますし、良い香りで気持ちも落ち着きますよ。
その他、ストレスによるイライラや緊張感を和らげてくれるラベンダーティーも良いでしょう。
では、おすすめできないドリンクにはどのようなものがあるのでしょうか?
それは、お酒とカフェインを含むドリンクです。
お酒は、深い眠りを妨げて睡眠を妨害します。
睡眠中にアルコールを分解しようとして内臓が必死で働くのです。
これでは、体が休まりませんね。
お酒は寝る3時間前までにしましょう。
また、コーヒーなどに含まれるカフェインには、脳を覚醒させて眠気を覚ます働きがあります。
カフェインを含むドリンクは、寝る4~5時間前までにしましょう。
まとめ
今回は、短時間で寝不足を解消する方法と寝不足を解消するドリンクを紹介しました。
忙しい日々が続くと睡眠時間が短くなりがちですね。
こんな時こそ質の良い睡眠を取って体をしっかり休めるようにしましょうね!