通勤等で履く革靴のソールは修理しても、
スニーカーのソールはそのままという方も
いらっしゃるのではないでしょうか?
スニーカーの中には使い切ることを
前提として作られているものもありますが、
ほとんどのスニーカーのソールは補修が可能です。
お気に入りのスニーカーは、きちんと
修理して長く履き続けたいですよね。
そこで今回は、スニーカーのソールの
剥がれ修理の注意点やお手入れ方法を
紹介していきます。
スニーカーのソールは厚いもの薄いものでお手入れ方法を変える
スニーカーにはソールの厚いものと
薄いものがありますよね。
ソールが厚いスニーカーの方が剥がれ
やすい感じがしますが、実際はソールの
厚さと剥がれやすさは関係ありません。
スニーカーはソールを接着剤で圧着
させていますが、その作り方が悪け
れば、つまり品質が悪いスニーカー
であれば、ソールの厚さに関わらず、
剥がれやすくなってしまいます。
次にソールのお手入れ方法ですが、
基本的にソールが厚くても薄くても同じです。
スニーカーのソールが傷む原因は
大きく分けて2つあります。
それは「すり減り」と「加水分解」です。
「すり減り」は文字通り、
ソールがすり減ることです。
すり減りを抑えるアイテムは、次項でご紹介します。
では「加水分解」とは何でしょうか?
分かりやすくいいますと、経年劣化です。
スニーカーのソールには、ウレタンゴム
という衝撃に強い素材が使用されている
ことが多いです。
しかし、このウレタンゴムには
水に弱いという欠点があります。
雨の日にソールを乾かさないで濡れた
ままにしておくと、ゴムが劣化してきます。
残念ながら加水分解は防ぐことはできません。
でも、遅らせることはできます。
それには次の対策がおすすめです。
- スニーカーを定期的に履く
スニーカーを履くことで、ソールに
使われている素材の中の空気が入れ
替わるので、加水分解を遅らせること
ができます。
お気に入りのスニーカーだからもったい
なくて履けない・・・というのは逆効果ですよ!
- スニーカーを履いたら乾燥させる
スニーカーの中は、足の裏の汗で
湿気がこもっています。
スニーカーを脱いだら、風通しの
良い場所でしっかり乾燥させてください。
また、スニーカーが雨で濡れたら、
拭いてからしっかり乾かしてください。
- 風通しの良い場所で保管する
風通りが悪いと、スニーカーに湿気がたまります。
スニーカーは風通しの良い場所で保管しましょう。
- 加水分解を遅らせるシューケア用品を使って保管する
次項で説明します。
スニーカーのソールを保護できる便利なアイテム
ここでは、スニーカーのソールを
保護できる便利なアイテムを紹介
していきます。
- ソール保護フィルム
スニーカーのソールのすり減りを抑える方法です。
ソール保護フィルムを貼るだけで、
ソールのすり減りが劇的に減るので、
お気に入りのスニーカーが長く履けます。
- RESHOEVN8R SOLE SHIELDS ソールシールド
ソール保護フィルム (参考価格 3,758円)
- 防水スプレー
スニーカーが雨で濡れてしまうと、
加水分解が促進される恐れがあります。
加水分解を遅らせるために、スニーカー
のソールを防水スプレーでコーティングしましょう。
防水スプレーを購入する際の注意点は、
「フッ素系」か「有機系」の防水スプレー
を選ぶことです。
「シリコン系」の防水スプレーには、
素材を劣化させたり、変色させるリスク
がありますから、スニーカーに使うのはNGです。
- ジェイソンマーク リペルスプレー
有機系(参考価格 2,200円)
- クレッププロテクト 防水スプレー
フッ素系(参考価格 2,200円)
- 木製のシューキーパー
スニーカーには木製のシューキーパーを使いましょう。
木材は、加水分解の原因となる湿気を
吸収、放出して、湿気を調整してくれます。
プラスチックのシューキーパーには、
湿気の調整効果がありませんから、
使ってはいけません。
- RooLee シューキーパー レッドシダー パイプ式
(参考価格 2,180円)
最後にソールが剥がれてしまった場合、
ご自分で修理する時の注意点を挙げておきます。
靴修理サービス大手の「ミスターミニット」
によりますと、ソールの修理に100均
ショップの接着剤を使うのはNGだそうです。
このような接着剤を使うと、剥がれ
やすい上に、一度使うと再接着が困難
になってしまうのです。
ソールの剥がれの修理には、靴専用の
接着剤を使いましょうね。
おすすめの接着剤を紹介します。
- ヘンケルジャパン ロックタイト 瞬間接着剤 靴用
(参考価格643円)
特殊ゴム配合で耐水性があり、水に強くてはがれにくいです。
耐衝撃性もあります。
- コニシ・ボンド靴用接着剤 くつピタ(参考価格 425円)
雨に強く、透明なのではみ出しても目立ちません。
まとめ
お気に入りのスニーカーはいつまでも
履き続けたいもの。
そのためには、日頃からソールを保護して
ソールの寿命を延ばすことが大切です。
日頃のお手入れを欠かさずに、お気に入りの
スニーカーを長く履きましょうね。