雨の日が続くと、いつの間にお部屋にカビが・・・
ということはありますよね。
お部屋のお手入れをおこたって、あちこちにカビが生えてしまったという状況に陥ると大変です。
しかし、カビが発生する条件を知ってその対策を実践すれば、カビの問題は解決できます。
そこで今回は、カビ予防の方法とできてしまったカビの取り方を紹介します。
少しの工夫で!お部屋のカビ予防としてできる事
お部屋のカビを予防するために、まず、カビが発生する条件をお伝えします。
条件は3つありますが、全てがそろうとカビは繁殖し、広がります。
従って、このうちの1つでも除去できれば、カビは増殖しにくくなります。
1 湿度
カビは水分やジメジメした環境を好みます。
カビの好きな湿度は、70%~95%くらいです。
湿度が80%以上になると、カビは一気に繁殖します。
一方、カビは湿度が60%以下になると、ほとんど活動できなくなります。
2 気温
カビは20~30℃の気温が好きです。
25~28℃が最も活動が活発になります。
3 栄養
カビは、埃、垢、食品の食べかす、石けんカス、ダニの死がい、皮脂などを栄養源として成長します。
実は空気中に漂っているカビは、お伝えした3つの条件がそろうと繁殖します。
人の目に見えるほどに増殖すると、いわゆる「カビが生えた」という状態になるのです。
3つの条件の中で、最も簡単にできるのが、湿度の対策です。
空気を循環させて湿気をためないために、窓を開けたり、サーキュレーター、扇風機や除湿機能付きの空気清浄機を使いましょう。
湿気は特に天井近くの隅にたまるので、サーキュレーターや扇風機は天井に向けて上向きに回しましょう。
湿度計でこまめにお部屋の湿度をチェックするのもおすすめです。
私も湿度計を見るクセがついています。
また、冬の結露は窓枠やカーテンが常に湿った状態になるので、カビが生えやすくなります。
結露はこまめに拭くことが大切です。
私は、100均ショップで買った「結露取りワイパー」を使った後に、雑巾で拭いています。
通販サイトで買える「山崎産業 結露取りワイパーS」は、ブレードが柔らかく、100均ショップのものよりも使いやすいので、おすすめです。
次の対策は、カビの栄養源を断つことです。
それには、何と言ってもこまめな掃除が必要です。
クイックルワイパーなどの掃除道具を使って、お部屋の埃を除去しましょう。
天井にも埃がたまっています。
週に1回は、クイックルワイパーか静電気で埃をキャッチするモップで拭きましょう。
同時に、エアコンの中の埃の除去も忘れてはいけません。
エアコンの中は、湿度、温度、そしてカビの栄養源である埃と3条件がそろっています。
こまめにフィルターの掃除を心がけましょう。
部屋にできてしまったカビを取りたい!必要な道具とその方法
お部屋にカビが生えてしまった・・・。
こうなったら、すぐにカビを取りたいですよね。
そこで、ここではお部屋のカビの取り方をお伝えします。
注意していただきたいのは、カビを取って見た目が綺麗になったからといって安心しないことです。
実は人の目に見えるカビは、菌糸や胞子の部分で、菌核と呼ばれるカビの本体は、なかなか殺せていない場合が多いのです。
そこで、カビを菌核から分解して根絶やしにする方法を紹介します。
市販のカビ取り剤を使う場合に気を付けていただきたいのは、「時間」です。
市販のカビ取り剤は効果がそれほど強力ではないので、スプレーをした後、ある程度の時間を置かなければなりません。
最低でも30分、可能であれば2時間ほど放置します。
カビ取り剤が流れてしまうような場所は、ラップなどで湿布しましょう。
カビ取り剤を使う場合に必要な道具は、マスク、眼鏡またはゴーグル、ゴム手袋です。
カビ取り剤は吸い込んだり、直接触れると危険なので、注意してください。
また、換気扇を回したり、窓を開けたりして、必ず換気をしてください。
まとめ
カビを生やさないためには、湿度を下げる、カビの栄養源を断つ、一度カビを根絶やしすることが必要です。
今回紹介した方法をぜひ試してみてくださいね!