50代で転職したいけれど、何も資格を持っていない・・・。
このような悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、無資格でも転職を成功させることは可能です。
そこで今回は、50代の方の転職の理想と現実をお伝えした上で、転職を成功させるポイントを紹介していきます。
50代からの転職が厳しいと言われる理由
50代はまだまだ元気な方が多いですから、早期退職をして時間を持て余してしまうのはもったいないですね。
しかし、50代からの転職は厳しいと言われているのも事実です。
「厚生労働省・平成29年転職入職者の状況」の調査によりますと、50代の転職入職率の割合は最も低くなっています。
50代の男性の転職入職率の割合を見てみますと、50~54歳で5.3%、55~59歳で4.9%となっています。
なぜ、50代の転職成功率の割合が低いのでしょうか?
その理由は以下のとおりです。
・採用してもすぐに定年退職になってしまう
・年齢による体力の低下や健康が心配
・人件費が高い
・プライドが高い人が多く、年下の先輩や上司との人間関係が心配
その一方で、50代の転職者は年々増えているという事実もあります。
総務省の労働力調査によると、2018年の45~55歳の転職者は55万人で、この5年間で14万人も増えています。
ただ、50代になると正社員への転職は厳しくなります。
正社員登用がガクッと少なくなるからです。
この点はしっかり把握しておいてくださいね。
50代の転職の理想と現実
今までお伝えしてきたように、50代の再就職となると、正社員としての雇用は難しいことがあります。
これが50代の転職の現実なのです。
「50代になっても正社員でバリバリ働く」というのは、あくまでも理想であって、現実的ではありません。
「絶対に正社員でなければイヤ」というこだわりは捨てることが必要です。
50代の再就職は、非正規や契約社員としての雇用形態にならざるを得ないかもしれないのです。
ところで、何か資格を持っていた方が、転職に有利なのではないかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、資格がないと業務ができない仕事、例えば医者や弁護士などでなければ、資格を持っていなくても転職が可能です。
つまり、ほとんどの仕事は資格がなくてもできるのです。
会社は資格ではなく、職務経験を重要視しているからです。
50代の方であれば、今まで経験した業務の中で活かせるものが何かしらあるはずですね。
最後に、50代で転職を成功させるポイントをお伝えします。
それは、50代の転職の強い味方、転職エージェントを利用することです。
転職エージェントは、自分で情報を探す転職サイトとは異なります。
転職サイトは基本的に20~30代の若い方をターゲットにしています。
50代の方が転職サイトに登録しても、求人はほとんどないと言っても過言ではありません。
転職サービスであれば、転職サイトではなく、転職エージェントを選ぶようにしてください。
転職エージェントは、転職サポートのプロが各人に最適な求人企業を無料で紹介するサービスです。
転職に関する豊富な知識と経験があり、より客観的かつ実践的なアドバイスもしてくれます。
おすすめの転職エージェントを紹介します。
・リクルートエージェント
転職に関するノウハウや実績で圧倒的な強さを誇るリクルート。
そのリクルートが運営する転職エージェントです。
キャリアアドバイザーの充実したサポートがあり、早期退職して久しぶりに転職活動をする方でも、安心して活動できます。
履歴書や職務経歴書の添削や、面接に関するアドバイスもしてもらえます。
・マイナビエージェント
就職・転職業界最大手のマイナビが運営しています。
特に、中小企業の求人に強いです。
キャリアアドバイザーが、各人の希望やこれまでのキャリアに合わせて最高の提案をしてくれます。
履歴書や職務経歴書の添削や、面接対策もしてくれます。
また、面接の日程、採用後の入社日の調整、年収の交渉まで行ってくれるのがいいですね。
まとめ
50代の転職が増えていると言っても、50代を積極的に雇用しようとする会社は、まだまだ少ないのが現状です。
50代からの転職を始める上で大切なことは、的確なプロの意見を取り入れることではないでしょうか?
転職サポートのプロである転職エージョントの力を借りながら、上手に転職活動を進めてくださいね。