リサイクル製品とは、ゴミを一度資源にリサイクルし、その資源から新しく作られた製品のことです。
リサイクル製品には目印として、リサイクルに関係するマークが付いています。
このようなリサイクルマークは、製品が廃棄された時に分別収集して、資源として再利用する際の目印となります。
中には、数字の付いたリサイクルマークもあります。
そこで今回は、知っていそうで知らなかったリサイクルマークの謎をお伝えしていきます。
お子さんに自慢できること請け合いですよ!
リサイクルマークとaiの切っては切れない関係
リサイクルマークとaiデータの関係って何でしょうか?
この説明をする前に、リサイクルマークの表示義務についてお伝えしておきましょう。
貴方がご自分でオリジナルの容器を作成する場合、その容器の種類によっては、リサイクルマークを入れる必要があります。
その理由は、資源有効利用促進法により、識別表示が義務化されているからです。
識別表示が義務化されている、つまり、リサイクルマークを入れなければならない容器は以下のとおりです。
・プラスチック製容器包装
ペットボトル以外のプラスチック製容器を指します。
・ペットボトル
飲料、しょう油、酒などのプラスチック製容器を指します。
・紙製容器包装
段ボール製の容器包装と飲料用紙パック(内側にアルミニウムが張られていないもの)を除きます。
・飲料・酒類用スチール缶
・飲料・酒類用アルミ缶
リサイクルマークは、ネットから画像をダウンロードできます。
さて、ここからaiデータの出番になります。
リサイクルマークなどのロゴマークの画像は、ai形式で作成、保存されていることが多いです。
ai形式とは、ロゴなどのデザインの元データとなるファイル形式のことです。
aiデータは、Adobe Systems(アドビシステムズ)社のAdobe Illustrator(アドビイラストレーター)というグラフィックソフトで作成された画像データです。
通常、ai形式のファイルはIllustratorのソフトで開けますが、Illustratorがなくても開けることができます。
それは、PDFファイルを開くAcrobat Reader(アクロバットリーダー)という無料ソフトを使う方法です。
Acrobat Readerは、旧Adobe Reader(アドビリーダー)と同じもので、ほとんどのパソコンにインストールされています。
おそらく、貴方のパソコンにもインストールされていますから、一度チェックしてみてください。
リサイクルマークに番号があるって知ってましたか?
ペットボトルのリサイクルマークを見てください。
矢印の三角形の真ん中に「1」という番号が付いていますね。
では、このリサイクルマークの番号は何を表しているのでしょうか?
実は、この番号は、プラスチックの材質を示しているのです。
「1」は、ポリエチレンテレフタレートという材質で、主に飲料、しょう油、酒などのペットボトルに表示されています。
プラスチック廃棄物の分別を効率的に行うため、米国プラスチック産業協会(SPI)が制定したコードです。
その他に、同じく矢印の三角形の真ん中に「1」以外の番号が付いているものがあります。
番号は「2」から「7」まで、6種類あります。
これらはあくまでもプラスチックの材質を表示する「材質表示マーク」であって、番号「1」のようなリサイクルマークではありません。
やはり米国プラスチック産業協会(SPI)のコードですが、現在、日本ではあまり使われていません。
「2」から「7」のうち、私たちに一番なじみ深いものが「2」の高密度ポリエチレンでしょう。
スーパーのレジ袋(乳白色)に使われています。
念のため、スーパーのレジ袋をチェックしてみました。
しかし、「2」という番号の記載はなく、その代わりに矢印の四角形の真ん中に「プラ」と表示がありました。
やはり、日本では「1」以外の番号は使われていないようですね。
まとめ
今回は、リサイクルマークとaiデータの関係やリサイクルマークの番号についてお伝えしてきました。
この機会に、お子さんと一緒に身近なリサイクルマークを調べて、リサイクルについて考えるのもいいかもしれませんね。