大人になると、いろいろ覚えておかないと
恥ずかしいマナーがたくさんありますよね。
今回お話しするお歳暮のルールも
その一つだと思います。
あなたはお歳暮のビジネスルールについて
どのくらい知っていますか?
毎年、お歳暮の時期になると
わざわざインターネットでルールを調べて、
その場しのぎでやり過ごしている…なんて方も
意外と多いのではないでしょうか?
お歳暮を贈る時期は?会社としてすべきことは?
お歳暮を贈る時期は、地域によって差はあるものの
一般的には11月下旬から12月20日ごろ
と言われています。
お歳暮は1年間の感謝を伝えるために贈るものです。
お中元とお歳暮を勘違いしてしまう方も多いですが、
お中元は7月初旬から8月中旬ごろが時期とされています。
さらに、お中元もお歳暮と同様に
感謝を伝えるために贈るものですが、
お中元は半年間の感謝を込めて贈るものです。
会社からお歳暮やお中元を贈ると、
日ごろの感謝を伝えるいい機会になるので、
贈るか迷ったときは贈っておきましょう。
会社としてお歳暮やお中元を贈るときに
気を付けるべきことは結構あるので、
今回でしっかりおさえておきましょう。
まず、絶対に気を付けなければ
ならないことは、熨斗(のし)の表記です。
お歳暮を贈ろうと思っていたけれど、
少し時期が過ぎてしまった…なんてことは
あるあるだと思います。
でも少し時期がずれるだけで、
熨斗(のし)の表記が変わってしまうんです。
年を越して、
お正月から1月7日の間に届くようだったら「お年賀」、
1月8日から2月4日ごろ届くようだったら「寒中見舞い」
となります。
届く時期によって、表記が違ってしまうと
贈り物をした相手に失礼に当たるので気を付けましょう。
また、相手に気を遣わせるほどの
高価なものは避けた方が良いでしょう。
一般的にお歳暮は、
5,000円から10,000円が理想とされています。
お歳暮を受け取ったら、
基本的にお返しをしなければならないので、
お互いが負担にならない程度の贈り物がいいですね。
お歳暮が届いたらお礼状を!相手が喜ぶ例文をご紹介!
お歳暮を受け取ったら、
お礼状を贈り主に送るのがマナーです。
とはいえ、どのようなお礼状を書けばいいのか、
失礼に当たらないか悩んじゃいますよね。
お礼状は、まずお礼の気持ちを書きます。
その次に、受け取ったコミュニティの
みんなが喜んでいることを伝えます。
この「受け取ったコミュニティ」とは、
例えばおうちに届いたものだったら家族、
会社だったら部署のみんなのことですね。
そのあと、今後のお付き合いをお願いするような挨拶をいれて、
最後に、相手の体調を気遣う挨拶で締めくくります。
上記のポイントを踏まえて、例文をご紹介します。
「拝啓
寒さが身に染みる今日この頃、
いかがお過ごしでしょうか?
さて、この度は大変結構なお品を頂き、
ありがとうございました。
私ども一同、大変おいしく頂きました。
貴社の皆さまにもよろしくお伝えいただきますよう
お願いいたします。
今年も大変お世話になりましたが、
来年も末永くお付き合いさせていただきたい
所存でございます。
まだまだ、寒い日々が続きますが、
どうかお体にはお気をつけてくださいませ。
略儀ながら書中にてお礼を申し上げます。
敬具
令和 年 月 日
あなたのお名前
贈る相手のお名前 様 」
この「拝啓」と「敬具」のような
手紙の挨拶をつけることを忘れないようにしましょう。
また、贈る相手の名前は最後に書くことは
間違えやすいことですので、
今回しっかりおさえておきましょう!
最後に
お歳暮などのビジネスマナーは、毎年使うことなので、
しっかり学んでおくことをお勧めします。
もっとしっかり学びたいという方は、
ビジネスマナーを取り扱った「秘書検定」や、
「マナープロトコール」などの資格は
気軽に受けることが出来るので、
挑戦してみるのも良いかもしれません。
相手に失礼のないちゃんとしたマナーを習得した
かっこいい大人になりましょう!