結婚式などで着物を着る機会があるときは、自分で着られない人は着付けを美容院で行う人もいることでしょう。
そんなとき、着付けをしてもらった美容師さんに心付けをするものか悩みますよね。
お母さんから聞かれても、ちょっと時代が違うと、今って心付けとかってどうしているの?
と思う人もいるかもしれませんね。
では、一般的に着付けをした場合、美容院(美容師)に心付けが必要なものかどうかお話していきましょう。
着付けにかかる料金の相場とは?
着付けにかかる料金の相場ですが、地域によって違いはありますが、だいたい都内ですと‥
〈来店着付けの場合〉
- 留袖・色留袖:約¥6,500~(税抜)
- 振袖: 約¥7,000~(税抜)
くらいになるでしょう。
〈出張着付けの場合〉
- 留袖・色留袖:約¥7,000~(税抜)
- 振袖: 約¥9,000~(税抜)
出張着付けの方は、料金が割り増しです。
これに朝早い時間帯ですと、早朝料金が入ります。
着付けしてくれた美容師さんにお礼は渡す?渡すときは封筒に入れる?
着付けしてくれた美容師さんにお礼(心付け)を渡すときは、白い封筒に「お礼」を書いて渡します。
封筒には、筆ペンでよいので濃墨で「お礼」を書きましょう。
よく間違えてしまうパターンなのが「寸志」と書いてしまいがちです。
これは上司から部下などの上から下に渡すときに使う言葉なので使わないようにしましょう。
着付けをして貰ったときの心付けですが、心付けとは、「感謝の気持ち」を表すときに、お世話になった人にお礼の気持ちを込めて謝礼品を渡すことを意味します。
決して、義務や強制ではありません。
なので、先方から催促するようなこともあってはならないことです。
大きい美容院(チェーン店)などでは、心付けを一切禁止しているお店もあります。
十分な料金を払って着付けをお願いしているのですから、「一切禁止」のところではその方針に従いましょう。
心付けを渡して返って迷惑になってしまっては、お互いに気まずくなってしまいますよね。
いつもいく行きつけの美容師さんにお願いしたいときや、時間的に無理を聞いてくれたりしたときは、「感謝」の気持ちを伝える目的で心付けを渡してもよいでしょう。
現金を渡すことが気後れするときは(なんとなくそのお店の雰囲気で)、みなさんで食べられるお菓子などを渡してもよいかもしれませんね。
心付けはいつから始まったのかについては、古くは江戸時代から心付けの風習があったと言われています。
当時の心付けは、ポチ袋に入れて心付けとして利用するようになったと言われています。
今でもポチ袋は使いますよね。
心付けの利用が庶民に広がりをみせたのは、旅館に泊まったときに部屋の係になる人に「お世話になります」というお礼の気持ちを込めて渡したのが始まりだそうですよ。
筆者も、親が係の人に「心付け」を渡しているのを何回も見かけそれを覚えた感じですね。
~まとめ~
海外でも「心付け」に似たものがあり、それは「チップ」の習慣があります。
ホテルやタクシー、バーに至るまでいろいろなシーンでありますね。
日本では「感謝」に対しての心付けの意味で義務ではありませんが、海外では「サービス」の対価としてお金を払うので、全く別のものの考えになりますね。