子どもが産まれたらノンストップで始まる育児。
授乳やおむつ替え、お風呂、子どもの寝かしつけなど慣れない作業と大きく変わった環境であたふた…。
そうやって育児に追われていると、ふと「私って怒ってばっかりだなぁ」と感じることがあります。
子どもがようやく寝た午前4時。
家族も周辺の環境もしんと静まりかえった時間に。
お母さんはいつの時代も大変です。
睡眠不足の疲れた体を引きずりながら、おっぱいをあげて自分の食事は後回しなのは当たり前。
お風呂にもゆっくり入れないのですから。
そんなときに旦那さんや実の親に言われた些細な言葉や態度が勘に触ることがあります。
そのときは我慢していても、とくに子どもに関することだったらもう、大変です。
子どもが寝ている目の前で怒鳴り散らしたり、物に八つ当たりしたりすることもあるでしょう。
できるだけ怒鳴らないようにと、良いお母さんでいようとしている努力が水の泡となり、落ち込むことも多々あるでしょう。
あなたは子どものことを思う、良いお母さんです。
ちょっと恥ずかしいのですが、私の実体験とイライラしたときの対処法をお伝えします。
子育てイライラ其の一!期待できない旦那様!?
私事ですが、ちょうど生後1ヶ月が経過した頃でしょうか。
朝の5時に子どもがぐずり始め、大泣きしたことがあります。
丁度その時間は夫が会社へ行くのに準備をしている時です。
私は「これだけ泣いているのだから、様子くらい見に来てくれるだろう」と期待していました。
ところが全く音沙汰ないまま、そのまま会社へ行ってしまったのです。
信じられないでしょう?
ほんの1、2分だけ、様子を見に来てくれるだけで良いのです。
それだけで気が休まるのですから。
このとき私は当然、夫に一言もの申しましたが、同時に期待しないことも学びました。
イライラして怒ってばっかりなのは、どこかで相手に期待を寄せているからです。
自分の中の常識を相手に求め「当然やってくれるよね?」と思っているから。
それが裏切られたときに、悲しいのと腹が立つので心がぐちゃぐちゃになり、つい怒ってしまうのです。
普段なら笑ってスルーできることも、育児中の極限状態では通用しません。
期待をしない。
まず一番の処方箋はこれです。
子育てイライラ其の二!泣く赤ちゃんは元気な印!?
私が最も頭を抱えたのが寝かしつけです。
寝かしつけは新生児の頃から小学生に上がる前まで長く付き合っていく悩みのようですね。
生後3ヶ月を過ぎるとだんだんとまとまって寝てくれるというのに、私の子どもは全く寝てくれませんでした。
生後4ヶ月、5ヶ月が過ぎても夜間の頻回授乳。
しかも、月齢の割に重量級でしたので、抱っこしながら部屋を歩き回りようやく寝かしつける、ということが辛かったです。
早く寝てくれないと、親の時間が取れません。
お母さんだって寝られません。
一度だけ私は我が子に向かって暴言を吐いたことがあります。
何が気に入らないのか延々と泣き続けていました。
抱っこしても寝てくれない、おっぱいをあげても寝てくれない。
そのときは本当にイライラしていたんでしょうね。
「そんなに寝たくないなら一生寝るな!」と言って寝かしつけを放り出しました。
でもね、良いんです。
泣いているうちはちゃんと元気で生きてるんです。
そう思って開き直りました。
それ以来、寝かしつけで疲れる思いもしますが、泣いたら泣いたでそれを楽しめるようにもなってきました。
今ではときどき、泣き顔を写真に撮ることもあります。
もちろん、その後はすぐになだめにいきますがね。
子育てイライラ解消法!寝かしつけトレーニングはお早めに!
もっと具体的に寝かしつけを楽にしたいのでしたら、早い段階でねんねトレーニングをするのも手です。
私はいくつかの参考書籍を読み、取り入れやすいねんねトレーニングをしてみました。
結果は上々です。
今では寝かしつけに抱っこ、ということを一切しなくなりました。
ポイントは日中の睡眠時間と入浴後の過ごし方です。
もちろん年齢によって必要な睡眠時間や生活リズムは異なりますので、そのときどきで整えてあげる必要があります。
だから一度習慣化すれば終わり、というものではありません。
その点は少し面倒くさく感じるかもしれませんね。
しかし、生後6ヶ月にして体重9kgの我が子を抱っこして寝かしつける必要がなくなった今、寝かしつけでイライラすることはほぼゼロになりました。
ねんねする環境をちょっと整えてあげるだけで勝手に寝てくれます。
いくつか書籍が販売されていますので、自分に合った無理のない方法を試してみてください。
イライラは伝播する!?まずは私がリラックス!
お母さんがイライラしていると、不思議と赤ちゃんも不機嫌になり、お父さんやその周りの人もイライラし始めます。
産後の疲れや睡眠不足でイライラするな、という方が難しいものです。
肉体的にも精神的にも追い詰められて、そのストレスが八つ当たりのような形で出てしまうんでしょうね。
良いお母さんでいたいのに、と後から後悔ばっかりしてしまったりして…。
でも、全てのイライラを押さえることはできません。
怒ってばっかりと思うのも我が子を思うからこそ。
だから、完璧な親の理想をそっと横に置いて、良い諦めをもって接することで楽になることもあります。
どうしてもダメな場合は、習慣化で解決できる問題もあります。
子育ては長距離走なのでまずは肩の力を抜き、子どもが泣くことを楽しむことから始めてみてはいかがでしょうか?
そうすると楽しい雰囲気が伝わるのか、案外子どもも泣かなくなりますよ。