秋刀魚が美味しい季節になりました。
秋刀魚料理の定番と言えば、何と言っても「塩焼き」ですね。
秋刀魚を焼くには、グリルを使う方法とフライパンを使う方法がありますが、それぞれの方法にはポイントがあります。
そこで今回は、秋刀魚の内臓の取り方、グリルやフライパンを使った焼き方に加えて、秋刀魚の人気レシピも紹介します。
秋刀魚の内臓の取り方~焼き方までマスターしよう!
秋刀魚を焼く前に必要な下準備をお伝えします。
下準備をきちんとすることで、ぐんと美味しくなりますよ。
- 内臓の取り方
手が汚れにくい簡単な内臓の取り方を紹介します。
1.頭のつけ根に切り込みを入れて、骨を切ります。
骨を切ったらそこで止め、頭は切り落としてはいけません。
2.お腹の穴(肛門)の手前に、1cmの切り込みを入れます。
1と2の作業をすることで、内臓が取り出しやすくなります。
3.頭と尻尾を持って、ゆっくりと両サイドに引っ張ります。
頭の部分に内臓がくっつくようにスルッと抜けます。
このやり方でしたら、手やまな板が汚れにくいのでいいですね。
- 秋刀魚に振りかける塩の振り加減
秋刀魚の皮をパリパリに香ばしく焼くためには、塩の振り加減が大切です。
塩は秋刀魚の20 cmくらい上から、全体にまんべんなく振りかけた後、手でなじませるように軽く塗り込みます。
ちょっとかけすぎ程度まで塩を振ることがポイントですよ。
新鮮な秋刀魚は脂がのっているので、塩を振ることで皮がパリパリに仕上がります。
続いて秋刀魚の美味しい焼き方を見ていきます。
- グリルを使った焼き方
バーナーの熱と水分の蒸気で、皮がパリパリ、中がふっくらと焼くことができます。
上手に焼くポイントは、以下のとおりです。
1.グリルの網に酢を塗っておく
グリルの網に皮がくっつくのを防ぐために、キッチンペーパーに酢を含ませて、網に塗っておきましょう。
2.グリルを加熱しておく
あらかじめグリルを強火で5分ほど加熱しておきます。
皮を素早く焼いて、旨味を閉じ込めます。
3.中火でじっくり焼く
脂ののった秋刀魚は、強火で焼くと、表面が焦げすぎてしまいます。中火でじっくり焼いてください。
4.秋刀魚の表面に焦げ目がつくまで焼く
7~8分間程度焼いて焦げ目をつけましょう。
- フライパンを使った焼き方
面倒な後片付けを減らしたい場合におすすめです。
焼き方のポイントを守れば、フライパンでも美味しくできます。
1.フライパン用ホイルシートを使う
フライパン用ホイルシートなら、油をひかなくても魚がくっつきません。
2.中火~弱火で焼く
フライパンは、火が通りにくく表面だけが焦げやすいので、じっくり焼くのがポイントです。
中火~弱火で、片面7~8分かけてじっくり焼きましょう。
ただしグリルに比べて、皮のパリパリ感は多少減ります。
焼き魚だけじゃない!美味しく秋刀魚を食べられる人気レシピ
秋刀魚の塩焼きは定番ですが、その他にも美味しく食べられるレシピがあります。
ここでは、何度食べても飽きない人気レシピを紹介します。
- ピリ辛揚げ焼き秋刀魚
材料
秋刀魚 2匹、片栗粉 適量、サラダ油 大さじ2
調味料A(しょう油・砂糖・酒 各大さじ2、みりん大さじ1、酢・豆板醤 各大さじ1)
ネギ(小口切り)適量、鷹の爪(小口切り)適量
作り方
1.秋刀魚は内臓を抜いて水洗いをした後、水気を拭き取ります。
2.秋刀魚を四等分に切り、片栗粉を薄くからめます。
3.フライパンにサラダ油を熱して、秋刀魚を並べ入れ、蓋をして両面をこんがり焼きます。
余分な油はキッチンペーパーで拭き取ります。
4.合わせておいた調味料Aを秋刀魚にからめます。
お皿に盛って小口切りのネギと鷹の爪を散らします。
白いご飯にとても合うおかずの完成です!
- 秋刀魚の竜田揚げ
材料
秋刀魚 4匹、片栗粉 適量、サラダ油 適量
調味料A(酒・みりん 各大さじ1、しょう油大さじ2、おろししょうが少々)
作り方
1.秋刀魚は内臓を抜いて三枚おろしにした後、好みの大きさに切り分けます。
2.切り分けた秋刀魚をポリ袋に入れます。
3.ポリ袋に調味料Aを入れて混ぜ合わせ、20~30分漬けおきしましょう。
4.秋刀魚をポリ袋から出して、片栗粉を付けます。
余分な粉を落として、サラダ油でカラッとするまで揚げます。
お魚嫌いの子供にもおすすめレシピです。
まとめ
今回は、秋刀魚の下準備や焼き方、人気レシピを紹介しました。
秋刀魚の塩焼きは私も大好きですが、秋刀魚は揚げ焼きや竜田揚げにしても、とても美味です。
貴方もとびきり美味しい秋の味覚・秋刀魚を楽しんでくださいね!