毎日仕事で忙しいと、家事まではなかなか手が回りませんよね。
まして、一人暮らしともなると、家事を分担する相手もいないので、ますます手抜きになりがちです。
このような方におすすめしたいのが、家事代行サービスです。
最近では、お金を払って家事を他の人にやってもらう「家事代行サービス」の利用者が増えてきています。
そこで今回は、家事代行サービスの仕組みと、家事代行サービスで想定されるトラブルを回避するための注意点を紹介します。
知っておきたい家事代行サービスの仕組み
まず、家事代行サービスを利用する前に、このサービスの仕組みを知っておきたいですね。
家事代行サービスとは、文字通り「家事」を他の人に「代行」してもらうサービスのことです。
お掃除、炊事、洗濯などの一般的な家事全般が対象になります。
ただし、家事代行サービスではできないこともあります。
例えば、専用の機材や洗剤を使用して日常的な家事では掃除しない箇所を洗浄するハウスクリーニングの業務です。
エアコンや換気扇内部の清掃などが該当します。
次に、家事代行サービスの使い方を説明します。
家事代行サービスには、一回のみ単発で依頼する「スポット」と、定期的に依頼する「定期」の2種類があります。
初回は「スポット」で試してみて、気に入ったら「定期」で依頼するのがおすすめです。
家事代行サービスの費用ですが、1時間あたりの料金が2,000円~3,000円位で、最低作業時間が2時間~3時間になります。
従って、一回あたりの料金は4,000円~9,000円が相場です。
上記の金額に加えて、交通費が一回あたり900円~1,000円程度かかりますので、週一回の依頼ですと、月に20,000円~30,000円程度かかることになります。
家事代行サービスは、利用者の満足度が高い点が大きな特徴です。
2013年に野村総合研究所が実施した「家庭生活サポートサービス産業についての調査事業」によると、家事代行サービスの利用者の95%以上が「とても満足している」「まあ満足している」と回答しています。
仕事で忙しく家事の時間がとれない方にとって、普段の家事を代行してくれるサービスは、とてもありがたいと言えるのでしょうね。
家事代行でトラブルにならないための注意点
忙しい方にはとてもありがたい家事代行サービスですが、どんなに優れたサービスであっても、トラブルが起こることはあります。
家事代行サービスを依頼した後のトラブルを防ぐためには、起こりうるトラブルを想定し、予防策を講じておくことが大切です。
ここでは、家事代行サービスでトラブルにならないための注意点を見ていきます。
1 料金
一番厄介なトラブルです。
キャンペーン期間中の料金や超過時間分の追加料金に関するものが多いです。
契約前に、家事代行サービス会社と綿密に打ち合わせを行い、不安なことや疑問点は、依頼時に解消しておいてください。
また、サービス内容や料金体系をしっかり確認し、契約書面や規約、見積書をしっかりと読んでおくことも大切です。
2 作業内容
最も多いトラブルです。
時間が足りず、依頼した内容をきちんとできなかったというケースが多いです。
このトラブルは、依頼したい内容をきちんと伝えていなかったことで起こります。
例えば、掃除であれば、全体をざっとでも良いのでくまなく掃除して欲しいのか、それとも優先順位の高い箇所から丁寧に掃除をして欲しいのか、依頼したい内容、優先順位などの要望を明確かつ具体的に伝えることが必要です。
依頼内容が明確であれば、スタッフは効率よく作業を進めることができるため、作業時間が足りなかったということもなくなるでしょう。
3 物の紛失や破損
スタッフが貴重品を処分してしまったり、食器や家具などを破損させたケースです。
貴重品は作業場所以外で保管し、スタッフに触れて欲しくない物や処分して欲しくない物は、事前にしっかりと説明しておきましょう。
また、損害賠償保険に加入している家事代行サービス会社を選ぶようにしてください。
4 スタッフとのトラブル
「プライベートに干渉してくる」など、スタッフの人柄に不満を抱くケースです。
スタッフとのコミュニケーションを図るようにしましょう。
家事代行サービスのスタッフは業者と考え、サービスの質を重視して、スタッフの人柄を気にしないようにすることです。
どうしても気になる場合は、スタッフを変更してもらうことも可能です。
以上の注意点の他に、いきなり定期利用を契約せず、まずはスポットで利用してみることも重要です。
まとめ
今回は、家事代行サービスの仕組みと、家事代行サービスで想定されるトラブルを回避するための注意点を紹介しました。
家事代行サービスを利用することによって、いつも住居がきれいになっているのはうれしいですね。
是非、一度家事代行サービスを試してみてはいかかでしょうか?