バイト中の学生さんですと、自分には確定申告は関係ないと思っている方が多いかもしれませんね。
まず、貴方の給与明細を見てください。
基本的に収入が103万円以下であれば、確定申告は必要ありません。
給与明細を見ても税金は引かれていないはずです。
しかし、以下のケースでは確定申告が必要になります。
・収入が103万円を超えているが、バイト先で年末調整が行われなかった。
・2つ以上のバイト先から収入があった。
そこで今回は、確定申告が必要な方のために、確定申告のやり方とお助けサイトを紹介します。
確定申告のやり方は意外と簡単!社会人になる前に知っておこう
毎月引かれている税金は、多くの場合、少し多めに引かれています。
従って、確定申告をすれば払い過ぎた税金が返ってくるケースが多いのです。
確定申告の義務があるのにも関わらず、やり方が分からないからと確定申告をしないのは、払い過ぎたお金が戻ってこないので大変もったいないです。
それだけではありません。
確定申告をしないと、罰則となって納税額の15~20%が加算されてしまいます。
さらに、延滞税がかかることもあるので、結果的に支払う税金が増えてしまうのです。
確定申告のやり方は意外と簡単ですから、必ずやるようにしましょう。
次に、確定申告のやり方を見ていきましょう。
確定申告とは、1月から12月までの所得の金額と、その所得に対する所得税の額を自分で計算して、翌年の2月16日~3月15日までに確定申告書を最寄り(自分の住所地)の税務署に提出することです。
確定申告の流れは以下のとおりです。
1 12月までの給与が確定したら、バイト先から「源泉徴収票」をもらいます。源泉徴収票には、その年の収入などがまとめて記載されています。
2 確定申告の用紙を入手して必要事項を書き込みます。用紙は税務署で入手するか、国税庁ホームページ「確定申告特集」からダウンロードできます。
3 2020年3月16日までに最寄りの税務署に確定申告書を提出します。提出時には、源泉徴収票の他に、国民年金・生命保険などの保険料を支払った領収書や控除証明書、印鑑、銀行口座情報が必要になります。
確定申告の流れは以上のとおりですが、確定申告書に自分で書き込むよりも、インターネットで確定申告書を作成することをおすすめします。
私も過去にインターネットで作成したことがありますが、意外に簡単にできました。
やり方は以下のとおりです。
国税庁ホームページ、確定申告特集の「確定申告書等の作成はこちらから」をクリックすると、「確定申告書等作成コーナー」に移動します。
こちらで、聞かれたことに答えるだけで確定申告書ができあがります。
できあがった確定申告書を印刷して完成です。
ご自宅にプリンターがない場合は、コンピニ等のプリントサービスを利用して印刷することもできます。
尚、税務署への提出方法は、印刷して提出する方法の他に、e-Taxで提出することもできます。
しかし、マイナンバーカードとICカードリーダライタ、又はマイナンバーカード対応のスマホが必要になりますので、印刷して提出する方法をおすすめします。
確定申告のやり方がわからないときのお助けサイト
確定申告のやり方がわからない時は、国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」のご利用ガイドをチェックしましょう。
入力画面にも分かりやすい説明があります。
また、税務署では電話での相談も受け付けていますので、最寄りの税務署に電話してみましょう。
確定申告期には、税務署内で申告相談を行っていますから、最寄りの税務署に行って相談することもできます。
まとめ
初めて確定申告を自分でやるのは、面倒だと思いがちです。
私もそうでしたが、やってしまえば意外と簡単です。
確定申告は義務です。
国税庁のホームページや、税務署での相談を利用して、おっくうがらずに確定申告をしてくださいね!