年金手帳が見当たらない!
将来年金が受け取れないのでは・・・とパニックになってしまった。
このような経験がある方もいらっしゃるのでは?
実は、私もその一人です。
でも、対処法を知っておけば大丈夫!
そこで今回は、年金手帳が見当たらない時にチェックすべき保管場所と、年金手帳をなくした場合の再発行の手順を紹介していきます。
年金手帳が見当たらないときはまずはここをチェック!
私の場合は、テレビで年金問題のニュースを見ていて、「そう言えば、年金手帳はどこに保管してあったっけ?」と思ったのが始まりでした。
でも、どこを探しても年金手帳が見当たらないのです。
そこで落ち着いて考えたところ、自宅以外の保管場所を思い出したのです。
それは、会社でした!
実は、自宅以外で年金手帳を保管している可能性のある場所が3つあります。
1.会社
会社に入社する場合、年金手帳の提出を求められ、そのまま会社が保管している場合があります。
私の場合も、当時勤務していた会社が保管していました。
実は、会社が従業員の年金手帳を保管しておく義務はありません。
入社時の基礎年金番号の登録が終われば、従業員に返却してくれる会社もあります。
また、従業員が年金手帳を紛失しないようにという配慮から、そのまま保管してくれる会社もあるのです。
一度、会社の総務部など担当部署に問い合わせてみましょう。
2.親
大学進学などで実家を出たにもかかわらず、満20歳の時点で住民票の移動をしていない方は、年金手帳が実家に届いています。
その場合、ご両親が年金手帳を保管している可能性があります。
心当たりのある方は、ご両親に確認してください。
3.実家の自分の部屋
項目2と似ていますが、こちらはご両親が年金手帳を預かっていない場合です。
実家にご自分の部屋がある方は、年金手帳を部屋に保管していないでしょうか?
一度、実家のご自分の部屋を探してみましょう。
意外に簡単?!年金手帳の再発行の手順
会社、両親、実家、いずれでも年金手帳が見つからなかった・・・。
このような時は、早めに再発行の手続きをしましょう。
実は、基礎年金番号さえ分かれば、年金を受け取ることは可能です。
しかし、年金手帳は大切な本人確認書類の一つでもありますから、再発行をしてもらった方が良いでしょう。
ここからは、年金手帳の再発行の手順をお伝えしていきます。
まず、年金手帳の再発行の申請先です。
申請先は、被保険者の種類によって異なります。
- 第1号被保険者
20歳以上60歳未満の自営業者、農業・漁業者、学生、無職の方などが対象者です。
申請先は、住所がある場所の役所の国民年金窓口になります。
- 第2号被保険者
厚生年金保険や共済組合などに加入している会社員や公務員の方が該当します。
申請先は、勤務先の住所を管轄している年金事務所です。
- 第3号被保険者
日本国内に住んでいて、第2号被保険者に扶養されている配偶者です。
申請先は、配偶者の勤務先の住所を管轄している年金事務所になります。
次に、年金手帳の再発行に必要なものを見ていきます。
再発行に必要なものは、「年金手帳再交付申請書」という書類です。
この申請書は、役所の年金課や年金事務所でも入手できますが、「日本年金機構」の公式サイトからダウンロードすることもできます。
https://www.nenkin.go.jp/service/kounen/kenpo-todoke/sonota/20120314-02.html
PDF版とエクセル版がありますが、エクセル版であれば直接入力できるので便利です。
公式サイトには、申請書の記入例もあります。
ダウンロードした用紙に入力して印刷、または手書きで記載して、日本年金機構事務センターに郵送してください。
また、急いで年金手帳を再発行してもらいたい場合は、申請先の年金事務所へ直接行きましょう。
その際は、「年金手帳再交付申請書」、運転免許証などの本人確認書類と印鑑を持参してください。
書類に不備がなければ、申請書を提出してから最短10分ほどで年金手帳が再発行されます。
尚、第1号被保険者は、ご自分の住所を管轄している年金事務所に行ってくださいね。
最後に、基礎年金番号について説明しておきます。
基礎年金番号とは、年金の被保険者全員に付与されている10けたの番号です。
基礎年金番号を基準に年金の給付などが行われますので、この番号さえ分かれば、年金を受け取ることができるのです。
基礎年金番号は、青色の年金手帳、基礎年金番号通知書、ねんきん定期便に記載されています。
また、勤務先の総務部など担当部署や管轄の年金事務所に問い合わせることもできます。
まとめ
今回は、年金手帳が見当たらない時にチェックすべき保管場所と、年金手帳をなくした場合の再発行の手順を紹介してきました。
年金手帳は貴重な本人確認書類です。
簡単に再発行ができるからと言って、年金手帳の保管がおろそかになってはいけません。
紛失した場合は悪用される恐れもありますので、きちんと保管しておきたいものですね。