思ったより早く暖かくなってストーブを使わなくなったので、
灯油が余ってしまったということがありますよね。
その場合、残りの灯油の処理はどうしたらよいのでしょうか?
今回は、ストーブの灯油の処理方法、
保管方法や消費期限などについて紹介します。
ストーブの灯油の処理方法!必要な道具は?捨て方は?
灯油は、正しい方法で処理しないと発火する危険があります。
ここでは、少量の灯油と大量の灯油に分けて、
それぞれ正しい処理方法を紹介します。
1.少量の灯油
タンクの中に残っている灯油が完全になくなるまで燃焼させて、
灯油を使い切ります。「空だき」という方法です。
タールの臭いが強くなるので、
必ず換気をしながら行ってください。
詳しいことは、ファンヒーターの取り扱い説明書に
記載されていますから、参考にしてください。
また、新聞紙や布に灯油を吸わせて
燃えるゴミとして出す人もいるようですが、絶対にダメです!
灯油は「特別管理産業廃棄物」に該当し、
普通にゴミとして捨てることが禁じられています。
あなたの地域での収集可能なゴミを調べてみてください。
灯油は、「収集しないゴミ」に入っているはずです。
少量だからといって、灯油を燃やして処理することもNGです!
灯油は火をつけると勢いよく燃え上がり、
実際に火事になったこともあるのです。
灯油は危険物だということを頭に入れておいてくださいね。
2.大量の灯油
●ガソリンスタンドに依頼
ガソリンスタンドは、灯油やガソリンといった
危険物を扱っていますから、灯油を処理してくれます。
ただし、オイル交換などのサービスをしているスタンドに
限られるようです。事前に電話で確認しておきましょう。
●灯油販売店に依頼
灯油を購入したお店に持ち込めば処理してくれます。
移動式の販売車から買った場合は、
領収書に書かれた店名をチェックして、
その店舗にお願いしましょう。
また、灯油を実際に買ったお店でなくても、
灯油販売店であれば処理してくれますよ。
●不要品回収業者に依頼
危険物を取り扱っている業者であれば、処理が可能です。
自宅まで引き取りに来てくれる場合が多いので、
インターネットで探してみましょう。
ストーブに使って余った灯油は保管できる?消費期限はどれくらい?
ストーブに使っていたけれど余ってしまった灯油は、
自宅で保管できるんでしょうか?
答えは、「できますが、長期間はできません」です。
つまり、冬に使った灯油を次の冬まで保管できないということです。
シーズン中に使い切ることが基本です。
次に、灯油の正しい保管方法を紹介します。
正しい方法でないと短期間の保存でも劣化する可能性があります。
●色のついたポリタンクで保管する。
(透明のポリタンクは紫外線を通すのでダメ)
●直射日光を避け、冷暗所に保管する。
●水気の多い場所を避けて保管する。
●周囲に火の気のない場所に保管する。
では、劣化した灯油とはどのようなものなのでしょうか?
劣化した灯油は色が変色しています。
灯油は透明なのですが、劣化すると黄色から茶色になります。
灯油が変色したら処理を考えてください。
まとめ
私の家では、梅雨時にファンヒーターを運転させて、
洗濯物を乾かしています。そうすることで、
余った灯油を使い切るようにしています。
梅雨時くらいまでは、灯油は劣化しませんから、おすすめです。
繰り返しになりますが、「灯油は引火しやすい危険物だ」
ということを忘れないで、正しい方法で処理してくださいね。