神社の正しい参拝の仕方ってご存知ですか。
覚えたつもりでも、いざとなるとあやふやになってしまったりしますよね。
お正月など混んでいるときは、適当に参拝を済ませてしまう人もいるのではないでしょうか。
今回は、神社の正しい参拝の仕方をお話していきましょう。
この機会に覚えてくださいね。
神社を参拝するとき気を付ける事!時間や服装は?
神社を参拝するときに気をつけることがあります。
時間や服装などもどこに気をつければいいのでしょうか。
まず、神社の参拝の仕方を確認していきましょう。
・鳥居をくぐる前に一礼する
・手水舎(てみずや)で身を清める
【手順】
- 一礼を捧げてから手と口を清めます。
- 右手に柄杓を持って左手に水をかけます。
- 右手、口、左手、柄杓の柄の順で心身を清めます。
(この一連の動作を、最初に汲んだ一杯の水で行います)
口をすすぐ際には柄杓に直接口をつけないよう、左手に水を注いで行いましょう。
・参道を進む(参道の中央は神様の通り道と考えられているので端を歩く)
・本殿(拝殿)の前でお参りをする
拝殿についたらお賽銭を入れます。
鈴(鐘)があれば鳴らしましょう。
神社では、「二拝二拍手一拝」が参拝方法の基本です。
神様に向かって深いお辞儀を二回した後、胸の前で二回柏手を打ちます。
右手を少し手前にずらすのがポイントです。
右手をずらすことは神様より人間が一歩下がるということを意味します。
お願いごとをします。
京都の鈴虫寺ではお願いごとをするときに、住所や名前を一緒に添えることが有名ですが、他の神社でも住所と名前を言った方がよさそうです。
次に神社に参拝する時間や服装についてです。
参拝する時間は、午前中に参拝をすませるのがよいでしょう。
理想は早朝ですが、無理な場合は午前中にすませましょう。
そして夜は参拝を避けましょう。安全面からもやめた方がいいです。
夜は悪い霊が横行しやすくなると言われています。
具体的には、22時~日の出くらいまでは神社参拝をするのはやめましょう。
大みそかのみそか参りは夜行っても良いです。
昔は、その家の主人が大みそかの夜から元旦までお参りすることを「年籠り」といいました。
年が明けて神社に行くのを「初詣」といいますよね。
大みそかから元旦にまたがってお参りすることを「二年参り」と呼びますので、夜に行っても大丈夫です。
服装は常識のある服装でお参りしましょう。
あまり汚れた服やサンダルでは神様に失礼です。
神社を参拝するのに制限はある?喪中はどうする?
よく自宅で不幸があると神社に参拝してはいけないと聞きます。
「喪中のときは1年間鳥居をくぐってはならない」とか言いますよね。
正しくは「喪中のときは50日間鳥居をくぐってはならない」のだそうです。
50日間というのは「忌(いみ)」の期間です。
間違えてはならないのが、仏教では49日が「忌」で、神社(神道)は50日が「忌」です。
ちょっと混同しやすいですよね。
さらに「忌」の期間も、関係性によって細かく決められています。
・父母・夫・妻・子・・・50日
・祖父母・孫・兄弟姉妹・・・30日
・曾祖父母・ひ孫・甥・姪・伯叔父母・・・10日
・その他の親族・・・3日
住んでいるところにもよりますので、もし分からないときは最長50日の忌期間を守れば大丈夫です。
~まとめ~
いかがでしたか。
今までなんとなくしていた初詣なども、参拝の仕方を覚えるとよりしっかり神様にお願いを聞いてもらえるかもしれませんね。