赤ちゃんが生まれてから、初めてのお祝いがいろいろありますよね。
行事のたびに生まれてきてくれたことに感謝したり、成長を嬉しく感じたり・・・
一歳になるまでには、お宮参り、お食い初め、初節句と日本ならではの伝統行事があります。
その中でも初節句は特に大きなイベントではないでしょうか。
節句は、性別によってお祝いの日が変わってきますよね。
男の子、女の子とわけて、どんなお祝いのメッセージを添えてもらうと喜んでいただけるか、考えてみたいと思います。
初節句のお祝いの言葉~男の子用
男の子の初節句は、生まれて25日を過ぎて初めての5月5日の端午の節句をいいます。
端午の節句といえば、こいのぼりですよね。
こいのぼりは、中国の故事である「登龍門」の急流をのぼりきった鯉は竜になるという伝説が元となっています。
我が子がこの伝説の鯉のようにたくましく成長し、やがては成功してほしいとの親の願いが込められています。
他には、兜や鎧、金太郎、桃太郎などを飾ったりしますよね。
兜や鎧は身を守るものですね。
そのため赤ちゃんの健康を守り、厄災を代わりにうけてくれるようにという願いがこもってるんです。
金太郎などは力強くたくましいイメージですよね。
そんな子に我が子も育ってほしいという願いがこめられています。
男の子ならではの込められた思いがあります。
そこになぞらえたメッセージを送ると、親心も理解し喜んでもらえるのではないかと思います。
たくましく・元気に・強く・健やかになどの言葉を添えるといいですね。
例文
「子供の日おめでとう。友達とたくさんあそんで、元気にたくましく育ってくださいね。」
「初節句おめでとうございます。空に泳ぐ鯉のぼりのように、健やかで強く立派に成長されますようお祈り申し上げます。ご家族皆様の幸多き未来を願っております。」
「初節句おめでとう。節目を迎えられて嬉しいですね。ここまで元気にすくすく大きくなってくれた【名前】くんの、これからの成長がますます楽しみですね。これからも健康に育ちますように願いをこめて。」
「端午の初節句おめでとうございます。金太郎のように力持ちで強く、桃太郎のように勇気があり優しい男の子に成長してくださいね。」
初節句お祝いの言葉~女の子用
女の子の初節句は、男の子と一緒で生後25日を過ぎて初めての3月3日の桃の節句をいいます。
桃の節句は、ひな祭りともいわれ、ひな人形をかざりますよね。
この「ひな人形」は嫁に出した娘や孫になかなか会いに行くことができないために、母親の実家から送られていたものです。
祖父母の思いも込められたものなんですね。
この頃は少しずつ春が近づいてきて、暖かで柔らかいイメージがありますよね。
女の子ですので、春のイメージに加えて、健康・健やか・可愛い・お雛様・幸せ・希望などお祝いに相応しい縁起のよい言葉を使うとよいと思います。
例文
「初節句のお祝いを申し上げます。香り高く可憐な桃の花のように、お嬢様が健やかに成長されますよう、心からお祈りいたします。」
「初節句おめでとう。パパとママの大きな愛情と、おじいちゃんとおばあちゃんの優しさに包まれ、幸せいっぱいのことでしょう。お雛様のように、すてきな女の子になりますように願っています。」
「初節句おめでとうございます。春の日差しに包まれた、かわいいお嬢様の未来に幸多かれと祈ります。これからのご成長を楽しみにしております。」
初節句お祝いの言葉~NGワード
初節句はご両親はもちろん、祖父母など赤ちゃんに関わる人がお祝いをする日です。
ですので「病気」や「枯れる」、「苦しい」などの忌み言葉は使わないようにしましょう。
赤ちゃんのことを思っているからこそ、ついつい「病気にならないよう…」「子育ては苦しいときもありますが…」などと、悪気があって使うものではなく、心配をして添えてる文として使ってしまうこともあるので気をつけたいですね。
できるだけ元気が出るような、明るいメッセージにしましょうね。
まとめ
初節句は大きな節目ともなる行事です。
男の子にも子も女の子にもこれからいろんな未来が待っています。
ご両親が出産前から会えることを楽しみに妊娠時期を過ごし、やっと会えて大変でも充実した育児を経験し、親として実感している中での節目です。
そんな中で、見守ってくれている人から、我が子を思いやってくれているメッセージを送ってもらえることは、とても勇気づけられ嬉しいことです。
喜んでもらえる気持ちの伝わるメッセージが送れるといいですね。